不具合以上に深刻?バグだらけiOS13をリリースしたアップルの理由と「脳内変換」

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iPhoneの2019年版iOS、iOS 13~。

9月後半のiOS 13のリリース以来、ほぼ毎週といった感じでマイナーアップデートを繰り返し、徐々に不具合・バグは修正されているようですが、iOS 12以前の安定性にはまだまだ程遠い、といった感じの模様。

先日、アップルがiOS 13での失敗を反省し、iOS 14では同様のことが起こらないようにOS開発のプロセスを見直す、という件が報じられました。

これについては多くのメディアが報じており特に目新しいニュースではありませんが、一連の報道の元となったBloombergの記事内にあまり報じられていないちょっと目を疑うような内容がありました。

By August, realizing that the initial iOS 13.0 set to ship with new iPhones a few weeks later wouldn’t hit quality standards, Apple engineers decided to mostly abandon that work and focus on improving iOS 13.1, the first update. Apple privately considered iOS 13.1 the ‘actual public release’ with a quality level matching iOS 12. The company expected only die-hard Apple fans to load iOS 13.0 onto their phones

これによると、アップルは8月の時点で新型iPhone (iPhone 11シリーズ)に搭載されるiOS 13は品質基準を満たしていないことを認識していたが、ほとんどの(バグ修正などの)作業を放棄。社内ではiOS 13.1をiOS 12と同程度の安定性を持つ最初の「正式版」と位置付けたとのこと。

また、iOS 13についてはダイハード(筋金入り)のアップルファンしかダウンロードしないと予想していた、とのこと。

これ、理解に苦しむ部分が何点かあります。

新型iPhoneに最新OS(iOS 13)を搭載しなければいけないからといってなぜ、発売自体を延期しなかったのか?という点。

また、発売日をずらせない何らかの理由があったとしても、どうしてiOS 13を搭載してリリースされる新型モデルのために旧モデルにまで同時に同じバグだらけのバージョンのiOSを提供しなければいけなかったのでしょうか?

さらにおかしいのは最後の部分。

新しいOSバージョンへのアップデート通知が来たらアップルを信用してバージョンアップする、というのは「筋金入り」のファンでなくとも、一般的なユーザーとしてごく普通に予想できる行動。

これがどう脳内変換されて「iOS13へは一部ユーザーしかアップデートしない」となったのでしょう。

iOS 13が開発段階で色々なミスが重なって問題だらけのものになってしまった。
これ自体は100歩譲って仕方のない「失敗」だとしましょう。

問題はこれを一部の人しかアップデートしないからいいや、と不具合満載のiOSをリリースしてしまうアップルの意思決定構造。

なんのためにベータ版が存在するのでしょう。

まあ、iOS 13.1でも大半の不具合・バグは修正されておらず、同バージョンを待ってアップデートをしたユーザーもおなじ「苦難」を強いられているので、結果的にはiOS 13かiOS 13.1か、という問題ではないという見方はあると思います。

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