
中国の小米(シャオミ)が先日Snapdragon 888搭載機としては世界初のモデルとして正式発表をしたXiaomi Mi 11。
今回、このXiaomi Mi 11とアップルのiPhone 12の生産コストおよび販売価格の比較についての興味深い記事がありました。
Xiaomi Mi 11の価格は約6.3万円~
Xiaomi Mi 11の中国での価格は以下の通り:
8GB+128GB:3999元(約6.3万円)
8GB+256GB:4299元(約6.8万円)
12GB+256GB:4699元(約7.4万円)
一方、iPhone 12 (無印)の中国での価格は:
64GB : 6299元(約9.8万円)
128GB :6799元 (約10.5万円)
256GB : 599元(約11.8万円)
同じ128GBモデルを比べるとXiaomi Mi 11とiPhone 12では約4万円以上の価格差がある、ということになります。
Xiaomi Mi 11の製造コストはiPhone 12と変わらず
一方、今回phoneAreaがXiaomi幹部のPan Jiutang氏からの情報として伝えたところによると、Xiaomi Mi 11とiPhone 12の生産コストはほぼ同じ、とのこと。
アップルはもちろん、Xiaomiも同モデルの具体的な製造費用までは言及していません。
ただ、過去の試算によるとiPhone 12の生産コストは$373(約3.9万円)と言われています。
もちろん、スマートフォンの開発から販売までにかかるコストは生産コストだけでなく、ハードやソフトの開発からマーケティングにかかるコストまで様々。
よって、一概に製造コストだけで一台当たりの利益率を語ることはできない部分もあるとは思います。
ただ、単純に販売価格-生産コストだけを比べるとXiaomi Mi 11は2.4万円程度の利益なのに対し、iPhone 12は6万円以上の利益を出している、ということになります。
iPhoneの利益率がAndroidよりかなり高い、とは聞いていましたがXiaomi製フラッグシップとiPhoneの一台当たりの利益にこれだけ大きな差が出る、というのはかなり意外でした。
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