スマートフォンのベンチマークスコア測定アプリ「Antutu Benchmark」がGoogle Playストアから削除された模様です。
削除の理由についてまだGoogle側から公式な発表はないようです。
ただ、Android PoliceによるとAntutuが中国のアプリ開発会社チーターモバイル(Cheetah Mobile)によって運営されている可能性が問題となった模様。
チーターモバイル(猟豹移動)は、同社のアプリ「CMファイルマネージャー」などが広告詐欺に利用された疑いが浮上。
先月、グーグルのアプリストア「Google Play」から一斉に配信停止措置を受けています。
そして今回、Antutuのプライバシーポリシーのページがチーターモバイルのウェブサイト上にあること、そしてチーターモバイルのCEO、Fu Sheng氏がAntutuテクノロジーの会長としてもリストされていることから、両社が事実上の同一会社と見なされた可能性が高そう。
ちなみに3/9現在、確かにPlayストアでAntutuと検索しても確かに「Antutu Benchmark」はヒットしない状態となっているので、削除されたことは確実です。
一方、この件について問い合わせをしたAndroid PoliceがAntutu側から受け取った返答は:
要約すると:
・3/7にGoogleよりAntutuがCheeah Mobileのパブリッシャー・アカウントを関連性があるため、すべてのAntutuアプリをプレイストアから削除した、との連絡を受けた。
・しかしAntutuは独立したアカウントでCheeah Mobileのパブリッシャー・アカウントとの関連性はない
・Cheeah Mobileは2014年にAntutuに出資し株主の1社であることは確か。
・今回のGoogleによる誤判定はおそらく同社がCheeah Mobileより法的サービスを購入しているからだと思われる。
・Fu Sheng氏がAntutuの会長である、という点については出資の際の条件であるためで、多くの中国企業が同じことをしている。
・Fu Sheng氏は実際、Antutuの経営には関与していない。
といった感じ。
なるほど、と納得する部分もありますが、全体的にはやはりグレーな部分があるように感じます。
おすすめ記事:
コメント