スマートフォンに挿してあるmicroSDカード。
このSDカードの劣化・破損などがAndroidスマホの様々な不具合の原因になるようです。
よくある不具合症例としては:
・フリーズ
・アプリや端末の強制終了
・勝手に再起動
・モタツキ・カクつき
・異常発熱
・異常電池消費
といったところです。
ただ、これらの不具合が「ニセmicroSDカード」によって引き起こされていることもあるようです。
phoneArenaが伝えたもので、いくつかの本物と偽者の見分け方を紹介しています。
日本でもユーザーの多いSanDiskのmicroSD。上のものが本物でしたのものがニセモノ。
左がニセモノ、右が本物。この場合はパッケージに容量などの詳細が記載されていないので分かりやすいですね。
左が本物、右がニセモノ。ニセモノの方が明らかにプリントのクオリティが低いですね。
ただ、これらのビジュアル的な判別方法、確実に本物と分かっているものと比較できれば分かるかもしれませんが、そういったケースは稀。
よって、あまり現実的とは言えず、やはり「中身」をチェックするのが一番確実なようです。
多くのニセモノmicroSDの特徴として、記載してあるデータ容量に対し、実際にはそれより小さな容量しかないということがある模様。
例えば、「64GB」と記載してあっても、実際に端末に挿入すると8GB程度しか空き容量が認識されないというもの。
ただ、これは「設定」の「ストレージ」から簡単に察知できるので、まだましです。
これよりも質が悪いのは端末自体も騙されてしまうケース。
microSD側のファームウェアを書き換えることにより、実際には8GBの容量しかないSDカードが「64GB」の容量があると認識してしまうことがあるようです。
しかし、当然実際には8GB分のデータしか保存できず、8GB以上のデータを保存しようとすると無駄なプロセスを延々と繰り返したり、エラーが発生したりするようです。
よって、チェックする方法として:
・消えても良い、もしくは別にバックアップのとってあるデータ(動画がベスト)をmicroSDの容量一杯に詰め込む。
・書き込みが終わらなかったり、エラーが発生すればニセモノ、あるいは破損の可能性大。
・書き込みができた場合は、それらのデータに問題なくアクセスできるかをチェックする
というのが一番確実なようです。
もちろん、正規品であっても不良品だったり、長年の使用による破損などによって同様の症状が出ることもあるので、必ずしも不具合がフェイクSDカードに起因しているとは限りません。
ただ、いずれにしろSDカード周りの何らかの問題である可能性は高いので、怪しいと思った場合はmicroSDを外した状態、あるいは新品の確実な正規品に取り替えて使ってみることをお勧めします。
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