先日お伝えしたAndroidで大量発生しているWiFi接続が頻繁に途切れる、極端に遅い、パケ詰まりのような症状がでるといった不具合報告と根本的な原因。
AndroidスマホとChromecastやGoogle Homeといったキャスト・サービス関連を使用していると発生する、とお伝えしましたが、これについてGoogle側が正式に症状の確認および修正予定を公表しました。
要約・要訳すると、Androidスマートフォンに搭載されているキャスト・ソフトウェアが異常な大きさのトラフィックを送信し、これにより通信が遅くなったり、一時的にWi-Fiネットワークに接続できなくなるとのこと。
発生「条件」としてはAndroidスマホ、あるいは端末とChromecastやGoogle Homeなどといった「キャストディバイス」が同じWiFiネットワーク上にある場合とのこと。
ただ、発生「原因」自体は端末側のAndroid OS、具体的にはバックグラウンドアプリのGoogle Play開発者サービスにある、ということになります。
なお、この問題は1月18日に提供が開始されるGoogle Play開発者サービスのアップデート改善されるとのことです。
また、この問題はAndroid端末が何らかの理由で一斉に大量のパケットをルーター側に送信するという一種のDos攻撃のような状態でルーターが麻痺状態に陥ることにより発生。
つまり同じWiFiネットワーク上にこのAndroid端末+キャストディバイスがある場合はiPhoneやその他のWiFi機器でも同様のWiFi途切れ問題が発生する可能性がある、ということになります。
いずれにせよ、早ければ今日中に修正されるはずなので、ここ最近WiFi接続まわりで不具合が発生していてキャストサービスをAndroidと同一ネットワーク上で使用している方は、とりあえずこの開発者サービスのアップデートをしてみましょう。
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