国内ではドコモ、au、ソフトバンクから11月9日に発売されるXperia XZ3。
この新型Xperiaではいくつかのレビューサイトなどでバッテリー持ち評価が悪く、また、国内キャリアの公式サイトでもライバル機種や過去のXperiaと比べてもかなり電池持ちが悪いことが判明しています。
しかし、このXperia XZ3のバッテリー持ちの悪さは特定の機能が原因になっている可能性がでてきました。
以下はXDAでXZ3の電池持ちの悪さ及びその原因に言及している投稿。
このユーザーはXZ3購入後しばらくはバッテリー持ちの悪さに悩まされていたものの、同機種の機能、アンビエント・ディスプレイをオフにしたところバッテリー持ちが1.5倍程度になったとのこと。
また、同様の報告はソニー公式フォラムでも挙がっており、こちらのユーザーは体感で使用可能時間が約1日伸びた、とのこと。
つまり、このXZ3でのバッテリー評価を下げていた原因はどうやらアンビエントディスプレイ機能、ということに。
ご存知の方も多いとは思いますが、アンビエントディスプレイは画面オフ(端末がスリープ状態)のときでも画面の一部が点灯して通知や再生中の音楽、写真などを低めの輝度で表示し続けるという機能。
また、XZ3では端末がなんらかの動作を感知した際にもアンビエントディスプレイが作動します。
ちなみにこのアンビエントディスプレイは過去のXperiaでは一時的に搭載されたものの、その後すぐに廃止され、XZ1やXZ2などにも同機能は搭載されていません。
Xperia XZ3のバッテリー持ちはドコモ版もau版も公式情報としてXZ1やXZ2よりも大幅に悪化していますが、このアンビエントディスプレイ有無(もしくはオンオフ)が原因なのであれば確かに辻褄が会います。
一方、同機能はオンにするよりオフにしたほうが消費電力が少ないのは理屈的には当然。ただ、オン時とオフ時で電池持ちが体感で1.5倍、あるいは丸一日違う、というのはあまりにもアンビエントディスプレイ機能が電池を食い過ぎという感じがします。
よって、ひょっとするとアンビエントディスプレイそのものというよりもその機能に関連して異常な動作を行うプロセス、何らかのバグがあるのかもしれませんね。
もちろん、これ以外にも原因はある可能性もあり、これだけでXZ3=バッテリー持ちが良い、と判断するのは時期尚早。
ただ、少なくとも少しでも電池持ち改善できそうな方法が発見されたというのはグッドニュースではないでしょうか。
追記:
別のユーザーの報告では、アンビエントディスプレイ自体を全てオフにしなくても、XZ3で搭載された新機能「スマートアクティベーション(smart activation)」をオフにするだけでも幾分バッテリー持ちの向上に効果があるとのこと。
ちなみにこのスマートアクティベーションは歩行中やポケットやカバンから端末を取りだした際、画面をダブルタップした際にアンビエントディスプレイが作動し画面が薄暗く点灯するというもので、いわば、過去のXperiaに搭載されていた「ダブルタップしてスリープ復帰」と似たような機能も果たします。
コメント
個人的にはアンビエントディスプレイは不要な機能なのでこれでバッテリー問題が解決するなら朗報です。
関係ないけどiphonearenaと揶揄されるphonearenaがこのことを記事にするかどうかが気になります。
1.5倍て相当変わるぞw
懸念点はOFFにしたらOELの焼き付きに関わるとかだとまた考え物だけどね
記事ラストのプロセスやバグとかじゃないでしょう。
スマホというのは、単純に全ての機能が正常な時は、最も電池を消耗するのはディスプレイなので。
例え輝度が薄暗かろうと、真っ暗である0と輝度1、とでは全然違います。
3Gを探す動作よりもディスプレイの方が消耗します。
なので普通に記事のメイン通り、アンビエントディスプレイなんていう大層な名前付けたいらん機能が全てでしょうね