先日、Nexus 5、6、7向けにリリースされたAndroid 6.0 Marshmallow、少しずつOTAアップデートも行き渡ってきているようですね。
このマシュマロ君、一般的なバッテリー評価は良く、特にスリープ中のバッテリー持ちについてはAndrodi 5.0、5.1から大きく改善したという声が複数あがっています。
その一方で、全く正反対の評価もあり、6.0にアップデートをしたら極端に電池消費が激しくなったという報告も増えています。
このバッテリー異常消費、共通しているのは「WiFi」が異常な割合のバッテリーを消費しているという点。
報告を追っていると、この症状はWiFi通信をオフにしていてもなぜかWiFiがバッテリー消費をしているという不可思議な症状で、GoogleのAOSPサイトにも複数の症状が挙がっています。
また、どうやらこの問題はプレビュー版Mの時期から既知だった模様。
ただ、ある程度原因の特定も進んでおり、どうやら実際に電池を喰っているのはWiFiの「通信」ではなく、WiFiのスキャンによる位置情報取得プロセスの模様。
よって、「常にスキャンを実行」をオフにするのが最初の改善ステップ。
*WiFiスキャンの設定はAndroid 5.0/5.1ではWiFiの詳細設定内にありましたが、Android 6.0以降、設定>位置情報の中の「スキャン」に移動したのでご注意を。
ただ、このスキャンをオフにする対処法、100%有効というわけではなないようで、設定変更後も相変わらず「WiFi」が異常に電池を喰っているという報告があるのも事実。
また、一部ではこの変更したはずの設定が勝手に元に戻ってしまっているというケースも報告されています。
ここからはあくまで推測ですが、これ、おそらくAndroid 6.0から大幅に変更が加えられたアプリの権限ごとの設定が関連しているのではないかと思われます。
「位置情報」の権限が与えられている特定のアプリがWi-Fi通信を行う、行わないに関わらず近くのWiFi接続スポットから位置情報を割り出すために、これがバッテリードレインの犯人かも、という仮説です。
ちなみに、Android 6.0で各アプリの権限の見直しををする方法は:
・端末で、メインの設定アプリを開く
・[アプリ] または [アプリマネージャ] をタップ
・権限の変更・見直しをしたいアプリをタップします。
・[権限] をタップ。
・権限を許可したくない項目のスイッチをオフに。
また、特定の権限(ここでは位置情報)にアクセスできる全アプリを確認する方法は:
・端末で、メインの設定アプリを開く
・[アプリ] または [アプリマネージャ] をタップ
・歯車アイコン> [アプリの権限] をタップ。
・権限をタップします。
・特定のアプリに対して権限を許可しない場合は、灰色になるまでスイッチを左へ動かす
この問題、一晩でバッテリーが空になるほどの酷いケースもあれば、ほとんどWiFiの電池消費がないという個体もあり、報告が両極端です。
そういった点からしても端末ごとに異なる特定アプリの有無、権限の許可・不許可の違いがバッテリー消費を左右している可能性が高いと思われます。
よって、このWiFiバッテリー異常消費でお悩みの方は怪しいアプリの「位置情報」権限を見なおしてみることをおすすめします。
コメント
紹介されたアプリ権限では解決しませんでした。
スリープ時における低電力消費が実現しない原因を究明すべく、各種条件で電力消費を測定した。
(LTE接続状態で)
その結果、WiFiをONにすると低電力消費(-1%/hr以下)が実現した。WiFiをOFFにした場合には、どんな条件でも高電力消費(-3~-5%/hr)となった。
どんな条件でもというのは、以下の通り。
・位置確認:端末のみ、節電モード、高精度
・各アプリの位置情報アクセス権限:Google Play開発者サービス以外不許可
Google Play開発者サービスは不許可にできない。
・電話以外のバックグランドで通信すると想定されるアプリをuninstall
一連のテストの中で不思議な現象を見つけた。
①WiFi:OFFでWiFiスキャン:ONの場合、「設定」>「電池」ページでWiFiの電力消費が増加、かつ
グラフにはWiFi使用のグリーンの線が伸びている。
②WiFi:OFFでWiFiスキャン:OFFの場合、「設定」>「電池」ページでWiFiの電力消費が増加、しかしグラフにはWiFi使用のグリーンの線が伸びていない。
次に、LTE接続を3G接続に切り替えWiFi:OFFで測定したところ、-1%/hr程度と小さくなった。この場合も、「設定」>「電池」ページでWiFiの電力消費が電池消費と同じだけ増加していた。
この結果は、「設定」>「電池」ページのWiFiの電力消費が、WiFiだけでなく、モバイル通信の電力消費も合算して表示していることを示しているように思われる。もし、WiFi:OFFだが、なんらかのWiFi接続機能が作動していて電力消費しているのなら、LTE接続だろうが3G接続だろうが、同じ電力消費になるはず。モバイル電力消費とすれば、Android 6.0になって、LTEを掴むための電力消費
が従来より大幅に大きくなったと言える。昨年、Android 4.4.2から4.4.3にupdateした時も同様のことが起きていた。
海外のいくつかのサイトで、WiFiによるBattery Drainが大きいとの評価が多く書き込まれているが、上記と同じ現象かも知れない。
思い切ってNexus5をリカバリしてみました。
Wi-fiの暴走はなくなりました。
アプリも以前同様にインストールしましたが、Wi-fiに起因するバッテリー異常消費は発生しておりません。
2台のnexus5です。
データ初期化(リカバリ)で暴走しなくなりました。
アプリも自動復元されるし、楽ちんでした。
lineのトークは復元されないので、自身でバックアップを。
バッテリー消費は圧倒的長持ちになりました。
待機中はすごいです、減りません。
何もしていない時の消費が減ったおかげで、使用できる時間が1.5倍から2倍に増えた感覚です。
上記よりgoogleアプリのアップデートにより暴走が始まり、何もせず放置して20時間でバッテリー残20%。一切操作せずに80%バッテリー消費した。
11月10日に11月のセキュリティアップデートで暴走はなくなり、画面点灯1時間(ゲーム1時間)使用して20時間でバッテリー残60%と以前のリカバリした時と同じようにバッテリー持ちが大変よくなった。
11月13日の夜にgoogleアプリのアップデートで先日と同じようにバッテリー暴走が始まり、23時充電完了から翌日7時にはバッテリー残が75%、何もせずに8時間で25%消費。
14日7時にgoogle+アプリのアップデートによりバッテリー暴走が加速。1時間5%減ペース。安定するまで1日様子見。
当方のバッテリー暴走のきっかけはgoogleアプリのアップデートから始まっている模様。
上記の続き
14日16時にバッテリー残30%
この時点で一般アプリと境界線を引くためセーフティーモードへ。
17時30分でバッテリー9%まで急減。
一般アプリは問題なく、google側のandroid osとgoogle製のアプリの問題と確認。
14日22時まで充電
15日9時でバッテリー残95%
安定したかと思わせつつ10時ごろ突然バッテリー急減が始まり、17時で30%。利用はLINEを10分ほど、ネットを5分ほどのみ。
この日は比較で同じ利用方法をしたiphone6はバッテリー残80%。
上記の続き
15日23時充電完了
16日6時でバッテリー75%。
何もせずに1時間3%以上減は多すぎ。
DOZEが効いていると1時間1%未満、0.5%前後まで下がっていた。朝6時で95から97%だったのだから。
googleアプリのアプリの権限の許可をひとつずつOFFにして調べようと思ったが、初期よりOFFにしていたgoogle nowとok googleを確認したところok googleが勝手にONになっていた。googleアプリのアップデートでONになったようだ。ok googleをOFFにしたところ即座にバッテリー減少がストップした。電池消費バーも真横に向いた。
この時点の11時でバッテリー残55%。
このまま1日様子を見る。
以前よりNEXUS5の設定で触っているのはandroid5.0からバッテリードレインの原因と言われていたgoogle nowとok googleをOFFにすることだけ。
wifiとBluetoothはつけっぱなし。
液晶の明るさも真ん中の自動。
wifiスキャンも触らず初期のまま。
上記より
16日 念のため、googleアプリのアップデートのアンインストールして即座にアップデート。ok googleがOFFを確認。
これも念のため、機内モードをON,OFF。
2、3時間ほど安定するまでバッテリー消費します。
23時にバッテリー充電完了
17日 6時バッテリー残97% 画面点灯時間1時間30分 23時バッテリー残60% 充電せずに翌日に行ってみる。
18日10時 バッテリー残55%
待ち受け時バッテリー毎時0.5%以下の減少。
1日余裕で持つようになり、1日1時間30分以下の使用でハードに使わなければ2日は何とか持つかな。
満足
初期化→リカバリまでしなくても、dalvik cache クリアでも直るようです。
一部の設定を変えても dalvik cache まで波及しないバグがあるのでしょう。