今や星の数ほどあるスマートフォンアプリ。
搭載アプリがスマホの動作やバッテリー持ちなどに大きな影響を与えることはほとんどの方がご存知だと思います。
そんな中、セキュリティーソフト会社のAVGがスマートフォン・アプリの性能に「悪影響」を与えるアプリのランキングを発表しました。
ランキングは「パフォーマンス・ドレイン(メモリーやCPUの使用・負荷)、バッテリードレイン(電池消費)、ストレージ消費、データ使用量の4項目に分けられています。
またこの調査、興味深いのは端末を起動した際に自動的に立ち上がる「スタートアップ」、つまりバックグラウンドで動作した際のアプリ負荷と、ユーザーが自ら起動・操作した際のフロントエンド使用の際の負荷とでセクションを分けているという点。
つまり、前者はユーザーが意図せずともバックグラウンドで勝手に負荷となるアプリのランキング、後者はユーザーが意図的に使うとメモリやバッテリー、データを消費するアプリのランキングということになります。
そしてこの結果を見ると、国内では非常に人気の高いメッセージアプリ、「LINE」がかなりスマホの全体的なパフォーマンスに影響を与えていることが判明しました。
パフォーマンス高負荷アプリ、トップ10 (ユーザー起動・使用)

バッテリー消費アプリ、トップ10 (ユーザーが起動・使用)

ストレージ消費アプリ、トップ10 (ユーザーが起動・使用)

ストレージ消費アプリ、トップ10 (ユーザーが起動・使用)

ここでのポイントは、「ユーザー起動」セクションでパフォーマンス、バッテリー消費、ストレージ消費、データ使用量の全てのLINEが「不名誉」なランクインをしているという点。
一方、「スタートアップ」(バックグラウンド)の際の負荷は大きくないようで、どの項目でもトップ10に入っていません。
(フルレポートをご覧になると分かりますが、バックグラウンドで圧倒的な負荷となっているのはFacebookです。)
要は、LINEはユーザーがフロント(画面上)で使えば負荷が非常に大きいが、バックグラウンドで動作している分には大きな影響はない、とも言えると思います。
まあ、AVG自体、一部ではパフォーマンスやバッテリー持ちに悪影響が大きいという声もあるので、「自分とこはどうなの?」と聞きたくなってしまう部分もありますが、それでも一つの参考にはなりますね。
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