
数週間前よりいたるところで報じられるようになった世界的な半導体チップ不足。
スマートフォン向けチップについても、複数のメーカーがチップ供給不足による生産や生産コストへの影響について言及し始めており、おそらく今年の後半からはその影響が徐々に顕著になるのではないでしょうか。
そんな2021年のスマートフォン向けチップのシェアについてリサーチ会社のCounter Pointが今年のメーカー別シェア予測を掲載していました。
まずこちらは2020年および2021年(予想)の各チップメーカーのシェア↓

昨年のスマホ向けチップのシェアでトップとなったMediatekですが、今年はさらにシェアを拡大。2位のクアルコム製チップとの差を広げる見通しのようです。
クアルコムもシェアは拡大見通しとなっており、サムスンやHiSiliconのシェアを奪う形となりそうです。
一方、以下は5G通信対チップのシェア↓

2020年→2021年で順位は変わらないようですが、1位はクアルコム、2位はアップル、3位はMediatekとなっています。
ただ、興味深いのはMediatekのシェアが1年で13%もアップすることが予想されている点。
この勢いだと来年あたりには5Gチップでも世界トップシェアを獲得という可能性もあります。
現在のチップ不足は新型コロナや米中の貿易戦争など、いくつかの要素が重なっているようですが、Mediatekはまだ比較的余力があるためか、Xiaomiなどの大手スマホメーカーも今年後半リリース予定の機種で同社製チップの割合を増やす意向を示しています。

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