サムスンの昨年のフラッグシップモデル、Galaxy S20。
国内でもドコモやauからリリースされ、ハイエンドモデルの中では比較的良く売れた機種、という印象です。
しかしそんなGalaxy S20を巡って米国で集団訴訟が起こされた模様です。
XDAが伝えたもので、Hagens Bermanという法律事務所が今回、Galaxy S20シリーズのカメラガラスの破損についてサムスンが適切な対応を取っていないとして集団訴訟を起こしたとのこと。

今回の情報によると、Galaxy S20、Galaxy S20+、Galaxy S20 Ultra、Galaxy S20 FEではユーザーが何もしていないのも関わらずカメラをカバーするガラス部分が割れる、という事象が多発している模様。
また、XDAによるとサムスン自身も公式フォラムサイト上で:
After many complaints about the issue, we found out that it has to do with pressure buildup underneath the glass and not customers banging it against something.
この問題はガラスの内側の圧力が大きくなったことによるもので、ユーザーが外から何らかの衝撃を与えたものではない。
要はこのガラス破損はおそらく密閉されていると思われカメラガラス内部の圧力が何らかの理由(発熱など?)で上昇し、この圧に耐え切れなくなってガラスが割れる、という事の模様。

よって、少なくともユーザーの使用方法による問題ではないことを認めているようです。
それにもかかわらず、サムスン側は製品の欠陥を認めずに破損した端末に対して最大で400ドルの修理費を請求しているとのこと。
そしてどうやら今回の訴訟ではサムスン側はこのGalaxy S20シリーズの構造的欠陥を知りながら無視しており、ユーザーに対して無料修理サービスを提供することを求めているようです。
「集団訴訟」というからにはかなりの事例があるのだとは思いますが、この問題、不思議と日本ではあまり報告を見かけません。
コメント
>「集団訴訟」というからにはかなりの事例があるのだとは思いますが、この問題、不思議と日本ではあまり報告を見かけません。
それは単純に日本で売れてないだけでは?