今日から予約の開始された新型iPhone、iPhone 11シリーズ。
ソフトバンク版iPhone 11に加え、先ほどドコモ版およびau版も価格が判明し、どのキャリアで新規購入、機種変更、乗り換え先で迷っている方も多いのではないでしょうか。
というわけで今回はこれら3キャリアでiPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxを購入する際にどのキャリアの価格が安いのか、そして本当の意味で一番オトクなのはどれか、という比較をしてみたいと思います。
iPhone 11シリーズのドコモ・au・ソフトバンクの一括・実質価格比較
詳細な説明は省きますが、まず各社の実質上の「割引プラン」について。
ドコモ「スマホおかえしプログラム」
ドコモ:36回払いで端末価格の1/3が免除、実質価格は一括価格の2/3。プログラム料はなし、2年後の指定機種への乗り換えも必要なし
au「アップグレードプログラムDX」
48回払いで25か月目に端末を下取り、各キャリアの指定機種に乗り換えることで残りの24か月分の支払いを免除。実質的な割引額は半額。プログラム料が月390円必要
ソフトバンク「半額サポート+」
48回払いで25か月目に端末を下取り、各キャリアの指定機種に乗り換えることでのこりの24か月分の支払いを免除。実質的な割引額は半額。プログラム料が月390円必要
つまりauとソフトバンクは2年後の指定機種への変更という条件に加え、1か月390円、24か月で9360円の費用がかかり、ここではこれも「実質価格」の一部とみなします。
以下の比較表ではカッコ内()の価格がこのプログラム料も含めた実質価格としています。
iPhone 11のドコモ・au・ソフトバンク価格比較
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク | |
64GB | 一括 | 85,536円 | 88,992円 | 89,280円 |
実質 | 57,024円 | 44,496円 (53,856円) | 44,640円 (54,000円) | |
128GB | 一括 | 93,312円 | 94,608円 | 95,040円 |
実質 | 62,208円 | 47,304円 (56,664円) | 47,520円 (56,880円) | |
256GB | 一括 | 104,976円 | 107,424円 | 108,000円 |
実質 | 69,984円 | 53,712円 (63,072円) | 54,000円 (63,360円) |
iPhone 11 Proのドコモ・au・ソフトバンク価格比較
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク | |
64GB | 一括 | 124,416円 | 124,992円 | 127,200円 |
実質 | 82,944円 | 62,496円 (71,856円) | 63,600円 (72,960円) | |
256GB | 一括 | 139,968円 | 141,984円 | 145,920円 |
実質 | 93,312円 | 70,992円 (80,352円) | 72,960円 (82,320円) | |
516GB | 一括 | 163,296円 | 167,472円 | 172,320円 |
実質 | 108,864円 | 83,736円 (93,096円) | 86,160円 (95,520円) |
iPhone 11 Pro Maxのドコモ・au・ソフトバンク価格比較
キャリア | ドコモ | au | ソフトバンク | |
64GB | 一括 | 136,080円 | 137,808円 | 142,560円 |
実質 | 90,720円 | 68,904円 (78,264円) | 71,280円 (80,640円) | |
256GB | 一括 | 155,520円 | 156,096円 | 161,760円 |
実質 | 103,680円 | 78,048円 (87,408円) | 80,880円 (90,240円) | |
516GB | 一括 | 178,848円 | 181,584円 | 187,680円 |
実質 | 119,232円 | 90,792円 (100,152円) | 93,840円 (103,200円) |
auとソフトバンクは条件やプログラム料も同じなので、単純比較。
すべてのモデルでauの方が若干安くなっています。
ただ、その差は最大でも3000円程度なので、あとはそれぞれの料金プランを比べて選択、というのが賢い選び方ではないかと思います。
一方、ドコモ vs auもしくはソフトバンクの比較。
「最廉価版」のiPhone 11 64GBだとドコモ版とau版のプログラム料を含めた実質価格の差は3000円程度(57,024円-53,856円)。
この3000円、ひと月当たり130円程度で2年後の指定機種への乗り換えという「縛り」がなくなるのであれば安いとも言えます。
ただ、上位機種となると話は別で、徐々に実質価格差が広がります。
例えば、最上位機種のiPhone 11 Pro Maxの場合、ドコモ版とau版の実質価格差は約19000円。(119,232円-100,152円)
これ、どのキャリアを選ぶかは回線の質やサービスはもちろんですが、この「2年後の指定機種購入」という縛りを「コスト」と考えた場合に、それがどれくらいの金銭価値になるのか、という点。
この縛りが大した「費用」と考えない場合は間違いなくauがオトクでしょう。
まとめ
・実質価格の差の小さいiPhone 11など比較的価格の安い機種を選ぶのであれば指定機種への変更条件がないドコモが良い
・iPhone 11 Pro/Pro Maxなどドコモとau/ソフトバンクの実質価格差が大きいモデルの場合は「指定機種購入縛り」が自分にとってどれくらいの「コスト」なのかを考慮する必要あり。
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