ドコモなど、国内キャリアの2019年夏モデルとしての発売が期待されているソニーモバイルの新型Xperiaフラッグシップモデル、Xperia 1。
Xperia初のトリプルカメラ搭載となったこのXperia 1ですが、単にセンサー数だけでなく、ソニーのαカメラチームから技術提供を受け、ここ数年ぱっとしなかったXperiaシリーズのカメラに新たな風を吹き込むことが期待されています。
一方、先日もお伝えしたようでに、このXperia 1に搭載のカメラセンサー、4つのうち(リアカメラ3+フロントカメラ1)、3つに”Exmor”が記載されておらず、Xperiaのフラッグシップとしてして初めて非ソニー製センサーを搭載した機種である可能性が高まっていました。
そして今回、有名リーカーZackbucksよりこれを確認する新情報がでてきました。
これによると、Xperia 1の3つのカメラの内訳は:
Xperia 1のリアカメラのスペック
・Sony IMX445:
12MP、26mm、1/2.6、DRAM搭載、1.4μm、78°、F1.6、光学・電子ハイブリット手ぶれ補正
・Samsung (型番不明):
12MP、16mm、1/3.4m、1μm、135°、F2.4
・Samsung S5K3M3
12MP、52mm、1/3.4、1μm、45°、F2.4、光学・電子ハイブリット手ぶれ補正
Xperia 1のフロントのスペック
・Samsung S5K4H7
8MP、1/4.0、1.12um、84°
つまり、以前の記事通り、Xperia 1の4つのカメラセンサーのうち3つはサムスン製、ということに。
ちなみにIMX445は昨年秋ごろにリリースされたセンサーっぽいですが、Wikipedia情報は不十分・不正確な可能性が高く、詳細は不明。ただ、Zackbucks氏いわく、Galaxy S9シリーズなどに搭載されていたIMX345のアップグレード版センサーとのことのです。
なお、リアカメラは3つのカメラのうち2つはサムスン製とのことで、さらにその2つのうち一つはiPhone Xなどに搭載のセンサーと同一の「S5K3M3」とのことです。
一方、型番不明のもう一つのサムスン製センサーですが、公式サイト上でスペックを基に検索をかけてみましたところ「S5K3M5」というセンサーが濃厚。これはXiaomi Mi9などに搭載されているようです。
わざわざ他社製センサーを使うのには何らかの理由があるはずですが、非常に興味深く、レビューが楽しみといったところ。
個人的には逆に画質が大きくアップするような予感すらします。(←あてにならない勘ですが)
それにしてもこのカメラセンサーのサプライヤーの変更、ひょとしてカメラのアルファチームのスマホ部門への参加がなにか関係しているのでしょうか。
コメント
1.赤字続きで、少ない台数で収益性を上げるためのコストダウン
2.Samsung製のイメージャーに性能面でいよいよキャッチアップされてしまった。
世界初の瞳AF等を考えると単純に1.とは言えないし
2.だとすればSONY全体としてかなり危機的な状況ですね。
全てごもっともな分析ですね。そう思います!購買意欲失せました
客の要望を無視した分厚いセンサー作って不評を買い、採用が微妙になってきたセンサー部門へモバイル部門が追撃としてブランドを引っぺがしたらサムスンの広報戦略次第では一気に致命傷になりそうですね。
出荷されるモデルはSONYだが今リーク来てるのはサムスン製とかない?
ソニーセンサーハーウェイですら使ってる性能はいい(ソニーの調整がクソ)ものなんだからZX3使ってたのをそのまま搭載してでも自社製乗せてくる気がするんだけどな…
この間カメラ部門の調整が難航という話も出てたしディスプレイがサムスン製になったならカメラセンサーもサムスン製にせざるを負えなかったなんて憶測は立てれられるけどさ
別にセンサーが何処製だろうと
出来上がった製品の性能が良くて
価格が安くてソニーが黒字になるなら
別にいいじゃないですか。
そうならなかった時に問題視すればいい。
部品が何処製だろうとiPhoneはiPhone。
そう考えればXperiaはXperiaだから。
他社と同一のセンサーを使って
今まで酷かった調整が改善されていることをアピールする。
で、後継機をソニー製センサーにして勝負!
なんてね
あれこれと知識を披露してくれてるついでに、広角・望遠の複数レンズ採用端末で、全てソニー製のセンサーを採用している端末例があるなら教えて欲しい所なわけだが…
> 出荷されるモデルはSONYだが今リーク来てるのはサムスン製とかない?
ないです。
12MPの超広角も12MPの望遠もソニーのラインナップにはありません。
XZ3は高画素のシングルレンズでズーム耐性を持たせてたのに対して、1はメインはズーム耐性を捨てて画質優先、サブでズームを補うと役割分担しています。
メインはあくまでもソニー製、サムスン製はズーム時に使うサブ用てことですね。
メイン以外のサブに最適なセンサーがSONYのラインナップにないだけでしょ
全部メイン級の性能、価格なわけで
オールソニーのこだわりを捨てることで、ソニーのセンサーの得意分野とサムスンのセンサーの得意分野両方を活かす選択肢を取ったとするならば、αチームによるソフトウェアパワーアップも相まって画質やカメラ性能ががぐーっとあがってくれないかなーと期待してる
ソニー本体のHP見れば想像できるように、
スマホ「端末」事業はもはや中核事業扱いではなくなっているので、
黒字化できるなら何でも勝手にやってくれ、
的な状況ではないでしょうか。
※以前はソニーHPの商品情報の第一階層に
「Xperiaスマートフォン」が載っていたが、
今では「スマート機器〜aibo」の中に含まれ、
カテゴリ内でもaiboより下位の扱い。
わざわざサムスン製に切り替える必要があるような何かが搭載されたのか、あるいは他の要因なのか…
日本版GalaxyにもSONYセンサーが搭載されてるから、場合によってはGalaxyにSONYセンサーが積まれてXperiaにSamsungセンサーが積まれるってあべこべになるぞ