ソニー、Xperiaの「商品強化の遅れ」「商品企画力」欠如が課題と自覚、今年は5Gに向けた「仕込み」の年?

スポンサーリンク
スポンサーリンク

ソニーの最新フラッグシップと言えばXperia XZ2やXZ2 Compact、XZ2 Premium。

同シリーズではXZ1シリーズよりベゼルもいくぶん細くなり、XZ2/XZ2Cでは初の18:9ディスプレイを搭載、XZ2Pでは初の背面デュアルカメラを搭載するなど、少しずずメインストリームに近づきつつありますが、それでもライバルOEMのフラッグシップと比べて常に「遅れている感」が否めません。

そんな中、ソニーの投資家向け資料”Sony IR Day 2018”内に興味深い記述がありました。

2017年度もスマートフォン部門は大幅な赤字となったソニーですが、今後の課題、つまりその原因として「商品力強化の遅れ」挙げています。

一口に「商品力強化の遅れ」といっても漠然としていますが、やはりその中には周回遅れのデザイン、スペックと揶揄されるトレンドに取り残されがちな製品開発、も含まれるのではないでしょうか。

「中期的な商品企画⼒」というのも興味深い点でこれは商品コンセプトをコロコロ変更しない、という意味にもとれます。(イヤフォンジャック廃止の予定はない、といったのにもかかわらず、その1年後には廃止、みたいなことでしょうかね)

いつもこういったソニーの情報を見ているわけではありませんが、ソニーが自身で「商品強化の遅れ」という形でXperiaの製品の問題点を自覚しているという見方を示すのはかなり稀、というか私は初めて見ました。

ここ数年のXperiaの「ユーザー不在」の商品展開はかなり大丈夫か?と思う部分もありましたが、少なくとも問題点を自覚している、というの意味では好材料(というかちょっと安心)ではないでしょうか。

一方、赤字続きにもかかわらずソニーがスマホ事業を続ける理由は5G通信で一気に挽回を狙っているため、とも言われています。

そのためか今年2018年度は将来の成長に向けた「仕込み」の年と位置づけているようですね。

Xperiaに限らず「絶滅危惧種」とまで言われている国産(日本メーカー)スマホ。

ぜひ頑張ってもらいたいものです。

ソース

スポンサーリンク
スポンサーリンク
XperiaXperia XZ SOV34Xperia XZ1Xperia XZ2Xperia XZ2 CompactXperia XZ3新型・次期Xperia
シェアする
著者プロフィール

sumahoinfo.comの管理人、編集者、そしてライターRyoです。
専門知識はありませんが、広く、浅く、読者の方にとって役立つ、そして時にはエキサイティングなスマートフォン関連情報をご提供できるように心がけています。
XperiaからiPhoneまで、数々のスマホを使っていましたが、最近は現在はミッドレンジスマホを中心にメイン機にしています。

スポンサーリンク
スマホ評価・不具合ニュース

コメント

  1. C より:

    客を無視するならずっと無視して欲しい。
    無線充電、16:9、ベゼルレス、薄さ要らない。
    ヘッドフォンジャック返せ。
    耐衝撃対応しろ。

  2. YamaTeru より:

    これは会社だけの問題ではないと思う。今の日本は物作りに対して冷たすぎると思う。総管理職社会とでも言うのだろうか。最前線で製品を作る立場の人たちの地位が低すぎるのだと思う。その証拠に最前線の人を安い給料で派遣社員でまかなうという風景はもはや普通の風景になっている。これでは物作りに強い会社などできるわけがない。今の流れが続く限り、メイド・イン・ジャパンの製品は消えていくしかないと思う。

  3. 銀糸 より:

    タブレットからの撤退なんてその最たる例だしな
    ロシアかどっかのメディアにインタビュー受けた際に「高スペックのタブレットを出そうと思うとコストの問題で価格が10万程になってしまうが、そんな高額なタブレットは中々買って貰えない」という本音を吐露してたが、高額製品を広く浅く買って貰おうとしていたその姿勢が既に硬直的な発想と言わざるを得ないわ

  4. 名無しさん より:

    自覚していてずーっと対処していないんだから好材料には成り得ないだろ

  5. みらる より:

    トレンドに乗ることが正義だとは限らないんですけどねぇ……
    みんなトレンドに乗ったら、どれも似たようなモノばっかりで個性がなくなると思う。
    18:9画面、ベゼルレス、ノッチ。
    これらのトレンド、個人的には要らない。
    スマホの進化も頭打ちになってきているのか、トレンドがどれも変態向け感しかない。
    トレンドなんていう『個性を消し去る』悪しきものなんて、なくなってもいいのに。

    • 123 より:

      言ってる意味がさっぱりわからん
      どれもこれも技術開発が進んで出来なかったことが出来るようになってきてるのに・・・
      ソニーはイヤホンジャック、指紋認証、電波を”言い訳”にしてきたけど
      改善してきたかと思いきや結局何も変わってないだろ(逆に改悪ばかり)
      『技術力がなかった』を『個性』って発想にどうやったら辿り着くのか不思議

    • やつてとも より:

      トレンドに乗らなくてもいいけど、
      それらに勝る長所を打ち出さないとダメでしょ。

      それができないなら、
      せめてトレンドぐらい押さえておくほうがまだマシ。

      16:9画面でベゼルありでもいいけど、
      ベゼル太い・重いなんて短所でしかない。
      デュアルカメラでなくてもいいけど、
      印象的な写真が撮れるカメラが必要。

      他社にできることができない、
      そんな個性なんて誰もいらない。

  6. arrows man より:

    国産スマホと言うよりも、日本国内におけるAndroidの需要の方がガラパゴス化してるような気が。
    日本は世界では稀なiPhone大国ですし。

  7. 待ちくたびれた より:

    6インチ~、4K OLED、カラバリは最初から豊富。これだけやってくれたらいいから。無理ならファーウェイしか選択肢なくなるわ