先週発売されたアップルの最新スマホ、iPhone X。
この新型iPhoneの売れ行きについて興味深い数値がでていました。
以下はiPhone 6を基準の「1」として発売後4日間の数値をグラフにしたもの。
iPhone Xは1.25と、過去最高のiPhone 6を25%上回るペースで売れていることになります。
ただ、年代ごとのモデルで見るとちょっと様子が違います。
iPhone 8は0.17とiPhone 6の1/6ほど。iPhone 8 PlusもiPhone 6 Plusと比べて半分以下の売上となっています。
結果、2018年版iPhoneであるiPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone Xのすべての数値を足してもiPhone 6+iPhone 6 Plusにはおよびません。
また、これよりも個人的に非常に興味深い感じたのはiPhone Xの購入者が購入前に使用していた機種のグラフ。
はっきりとした数値までは分かりませんが、目盛りからするとiPhone 7からの乗り換えが18%くらい、iPhone 7 Plusからの乗り換えが33%前後となっており、iPhone Xの購入者の約半分がiPhone 7/7 Plusから買い替えユーザー、ということになります。
スマートフォンの乗り換え周期は平均2年ほどと言われていますが、iPhone Xの購入者の大半が1年前後で新しいiPhoneに乗り換えている、ということになります。
製品の寿命を問わず新しい製品が出たら買う、というのはファンの典型的な行動。
よって、iPhone Xがいかにアップル/iPhoneファンに人気があるのかを物語るグラフではないでしょうか。
もちろん、ファンほど早く新製品をゲットする傾向は確実にあると思うので、今後、「普通のユーザー」、つまりiPhone 6s/6s Plus以前のモデルからの乗り換え率も増えてはくるとは思います。
ただ、それを勘案してもiPhone XというのはちょっとiPhoneの中でも異色の存在と言えそうですね。
コメント