先日正式発表されたクアルコムの最新チップ、Snapdragon 855。
同チップはXperia XZ4やGalaxy S10、その他複数の2019年リリースのハイエンド機種に搭載されることになりますが、今回、2019年にリリースされる多くのミッドレンジ機種に採用されるであろう、別のチップのベンチマークスコアがGeekbench上でスポットされました。
SM6150という型番ですがおそらくこれは開発上でのコードネーム。
SDM855がSD8150だったことを考えると、Snapdragon 680もしくはSnapdragon 715となる可能性が高そうです。
これ、非常に興味深いのはシングルコアのスコアがかなり高め、という点。
以下はスナドラ845搭載のXperia XZ3の平均的なスコア。
ご覧のようにシングルコアではほぼ互角のスコアとなっており、プロセスの種類によってはミッドレンジ向けチップでありながらハイエンドチップに劣らない性能を発揮する可能性が高そう。
また、マルチコアではさすがにSDM845とは大差ですが、その前チップ、SDM835と同じくらいの能力はありそうですね。
なお、シングルコアでSDM845と互角、マルチコアでは大きく劣っている、ということはこのSM6150は8コアのうちの一つがSDM855のように非常に高い処理能力を持っている可能性が高いということになるのではないでしょうか。
いずれにせよ、このチップは2019年版の複数のミッド-ハイレンジの機種に搭載されると思われ、おそらく出荷数という意味ではSD855に引けをとらない主力チップの一つになると思われます。
スナドラ600番代のチップを搭載した機種、というのは過去にも安定した良い機種が多いという印象なので、非常に楽しみです。
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