
先日スペックと公式画像がリークされたソニーの最新モデルの一つ、Xperia 10 III。
Snapdragon 600番台としては初の5G対応チップ、Snapdragon 690を搭載することが確定した同モデルですが、国内ではまだ同チップを搭載したモデルは限定的で、今のところはシャープのAQUOS sense5Gくらいです。
一方、このXperia 10 IIIの前モデルであるXperia 10 IIはSnapdragon 665を搭載しており、両者のチップの性能差は気になるところ。
というわけで今回はこのXperia 10 III搭載のSD690と前モデルのSD665の性能比較をしてみたいと思います。
Snapdragon 690 vs 665スペック比較
SD690 (Xperia 10 III) | SD665 (Xperia 10 II) | |
製造 プロセス | 8nm | 11nm |
CPU | 2 + 6コア Kryo 560 Gold (Cortex-A77) Silver (Cortex-A55) クロックレート: 1700 – 2000 MHz | 4 + 4コア 2.0 GHz Kryo 260 Cortex-A73 1.8 GHz Kryo 260 Cortex-A53 |
GPU | Adreno 619L FHD+@120Hz | Adreno 610 FHD+ / 2520×1080) |
モデム | Internal X51 5G/LTE 5G NR Sub-6: 最大ダウンロード2.5gb/s 最大アップロード900mb/s LTE: 最大ダウンロード1200mb/s 最大アップロード210mb/s) | LTE: 最大ダウンロード600mb/s 最大アップロード150mb/s) |
Snapdragon 690 vs 665ベンチマークスコア比較:
SD690 | SD665 | |
Geekbench 5.3 (シングルコア) | 610 | 310 |
Geekbench 5.3 (マルチコア) | 1873 | 1371 |
AnTuTu v8 GPU | 62090 | 33527 |
AnTuTu v8 CPU | 106955 | 70133 |
AnTuTu v8 総合 | 282385 | 169695 |
大まかに言うとSD690のベンチマーク上の性能はSD665の3~4割増し、といったところでしょうか。
ただ、CPUのシングルコアやGPUの性能差が全体と比べると大きいと言う印象なので、ゲームプレイ時などにはかなり違いを感じる可能性もありそうです。
個人的には8nmと11nmプロセスの違いによる省電力性能が一番気になります。
特にXperia 10 IIIはバッテリー容量が4500mAhと前モデルから900mAhもアップ。これにCPUの製造プロセスの違いによる電力消費量の違いが加わると、両者では電池持ちにかなり大きな違いが出そうです。

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