
LGエレクトロニクス、4月5日にスマホ事業撤退を発表か
ここ数年、スマートフォン事業での赤字が続いている韓国のLG電子。
以前より、スマホ事業撤退の噂が上がっていましたが、とうとう現実のものとなるようです。
韓国の大手メディア、The Korea Timesが伝えたもので、同社ではモバイル通信部門の従業員を他の事業部に移す移行プロセスに入ったとのこと。
2015年から営業赤字に苦しんできたLGは、最近、スマートフォン事業を統括するモバイル通信部門の売却を試みていると言われていましたが、いずれの買い手とも合意に至らなかった模様です。
そして業界関係者によると、「LGは、売却、分割販売、スマートフォン事業からの撤退など、さまざまな選択肢を検討したが、最近、事業から撤退することを決めた」とし、5日の取締役会で正式に発表するとしている。
なお、これについてLG側からの正式なコメントは得られていないとのこと。
ただ、The Korea Timesが報じるくらいなので、かなり信ぴょう性は高いのではないかと思われます。
なお、LGがスマートフォン事業から撤退する可能性については、1月にLG電子のクォン・ボンソクCEOが「すべての可能性を開いた状態で、移動体通信事業の方向性を検討している」と認めたことが発端でした。
ただ、3月24日に開催された株主総会での正式なのペ・ドゥヨン最高財務責任者(CFO)からのコメントでは、「すべての可能性が残されている」という前述の立場を繰り返すにとどまっっていました。
スマートフォン事業で苦戦しているLGだが、COVID-19の流行により消費者が家で過ごす時間が長くなったことで、最先端の家電製品やテレビの需要が急増し、株価が再評価されている。
スマホ事業で赤字が続いているメーカーは複数あるようですが、撤退するとすればソニーのXperiaやHTCが先、と思っていたのでLGが先に退場、というのはいまだにちょっと意外です。
また、LGは一時期Nexusスマホの製造をするなど、個人的にはサムスンよりも思い入れのあるスマホメーカーなので、少し残念です。

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