ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアから2018年冬モデルとして間もなくリリースされるXperia XZ3。
この新型Xperia、一足先に発売された海外ではこれといった致命的な目立った不具合報告もなく、全体としての評判は悪くないという印象。
ただ、唯一?の不安材料と言えばバッテリー持ち。
しかし、このXperia XZ3のバッテリー持ちが悪い原因はXZ3特有の問題ではなく、Android 9.0起因である可能性がでてきました。
というのもの、先日海外の一部Android 9.0アップデートが提供されたXperia XZ2でもバージョンアップ後にバッテリーの持ちが大幅に悪化している模様。
ソニー公式フォーラムやXDAなどでは複数のユーザーより報告が挙がっています。
The new Android Pie update on the XZ2 Brings many cool improvements. So far battery time is decreased, and some more improvements like app design, many things to improve, but so far so good!#Sony #Xperia #XZ2 #android #androidpie #android9 #Android9Pie
— Marcus Schrøder (@game_corner_O) October 16, 2018
また、Android 9アプデ後のXZ2(XZ2 Compactでも)ではWiFi接続が頻繁に途切れるという報告も非常に多く、バッテリードレインとの関係性も疑われている模様。
さらに、データ通信周りについても頻繁に電波が切断されるという報告もあり、ネットワーク周り全体に何らかのバグ・不具合がありそうな感じです。
これ、ちょっと気になったので調べてみたところ、このバッテリードレイン+WiFi接続不具合はXperiaに限らず、9.0アップデートが最初に提供されたPixel 2シリーズなどでも多数挙がっていることが判明。(1,2,3)
さらにこれらのGoogleフォラム上ではやはりWiFiおよびデータ周りの通信の不安定さが一因として指摘されています。
よって、これはAndroid 9.0のWiFi接続、あるいは通信周りの不具合によるバッテリー異常消費、という線が濃厚でXperiaファームウェア特有のバグ・不具合ではなさそうです。
ただいかんせん、まだAndroid 9.0を搭載あるいはアップデート済みの機種がまだ非常に限定的で国内で公式販売されている機種では皆無、という状態。
よって、まだAndrod 9.0=バッテリー持ち悪化、と一般化するには時期尚早ですが、少なくともすでにAndroid 9.0を搭載した数機種でバッテリー異常消費の報告がある、という点は留意しておいたほうが良さそうです。
ちなみにXperia XZ3の電池持ちが芳しくないという件については先日、このXZ3で新搭載されたアンビエント・ディスプレイおよびその関連機能が一因である可能性が高い、とお伝えしました。
もちろん、現在でもこれが別の原因の一つであることは否めませんが、ひょっとすると両者の複合的な問題、という可能性もありそうです。
コメント
省電力機能のせいでは?
XPERIA XZ1は省電力機能をオフにすることでバッテリー持ちが改善しました