ここ数日間、Androidスマホユーザーからの「バッテリーの消費が突然早くなった」という報告が急激に増えているように感じます。
この症状、ネット上の至る所で頻繁にみかけるのですが、機種やAndroid OSバージョンに一貫性がなく、おそらくOSやモデル、メーカーとは無関係に発生しているように思えます。
そしてこの原因として一番怪しいのは先週末に最新アップデートがリリースされた「Google Play開発者サービス」。
確信はありませんが、どうやらこのアプリを最新のバージョン7.5.74にアップデートした直後から症状が出ている方が多いという印象を受けます。
どうにもGoogleフォトを同期させようと起動すると、CPUが動きまくって本体温度が上昇して、開発者サービスがめちゃくちゃ電池食っていくという問題。
— 走元ヱクト (@Chimo_Zaki) June 21, 2015
NXの電池の減りがやけに速くて電池消費量見たらPlay開発者サービスが暴走してるっぽかったからアプデやデータ削除してインスコし直した
— 眠れる山のせーら (@seira_ton) June 19, 2015
今週に入ってからGoogle Fitの同期がずっとエラーだな…あと開発者サービスの電池消費量が半端ない。電池の少ない端末は一瞬で死亡だ
— 如月伊月 (@itsuki01) June 18, 2015
実際、手持ちのNexus 5やXperiaをみてみても、「暴走」とは行きませんが、このプロセスが電池消費10-20%程度を締めるようになっており(以前は5-8 %程度)、以前より確実に余分にバッテリーを喰うようになっていることは確かです。
この「Google Play開発者アプリの暴走」は以前から度々発生しており、過去にも発熱やフリーズ、バッテリーの異常消費など、数々の不具合の原因となっていることがありました。
また、このサービスは様々なアプリと連携しているので単独犯出ない可能性も十分にあります。
ただ幸い、この問題は以下の方法のいずれか、もしくは全てを試せば大抵の場合は改善するようです:
「設定」→「アプリ」→「Google Play開発者サービス」から、
1. キャッシュとデータの削除
2. アップデートのアンインストール(機種、OSによってできないものもあります)
*これを行うと、Googleサービスなどへの再ログインが必要になります。
Google Play開発者サービスはハングアウトやGoogle+など、グーグル系サービス、アプリのアップデートに必要なアプリなので、無効化はおすすめしません。
ただ、このバックグラウンドアプリが異常なCPUやメモリの稼働率を占めたり、発熱・異常電池消費の原因になっているケースは非常に多いです。
よって、この開発者サービスは今回にかぎらず定期的にデータやキャッシュの削除、あるいはアップデートのアンインストールを行ったほうが良さそうですね。
ちなみに、最近発売されたXperia Z4などでも発熱や異常バッテリー消費が多数報告されています。
この犯人はS810というのが今のところの一般的解釈ですが、一部ではこのGoogle Play開発者サービスのキャッシュ・データ削除でかなり症状が収まったとの報告もあります。
これらの機種で異常発熱などにお困りの方はS810起因と諦める前に、いちどお試しください。
コメント
Android 5.0.2 にアップデートしてから不具合は起こってませんが、ズルトラが常に熱いっす。
電池の消費も早いっす。気持ち悪いっす。
Google Play開発者サービスのデータが70MBを越えてしまい、スマホの容量が少なくなってきています。「データを消去」するか迷っていましたが、消してもなにも問題は起きないということでしょうか?再ログインする時はパスワードさえ分かっていればいいんですよね。
Googleプレイが 上手く繋がっていない