スマートフォンの永遠の課題、とも言えるバッテリー問題。
単に電池持ちが・・・っという問題だけでなく、端末のバッテリー残量がおかしい、というケースもよく見かけます。
よくある報告としては:
・バッテリー残量が十分にあるのにもか関わらず、電源が落ちて充電が必要になる。
・一定値からしばらく残量が変わらず、突然一気に残量が減る
・100%まで充電したのに一瞬で数%残量が減る
・バッテリー残量がゼロになったのに、再起動すると残量が増えている
こういった不具合、もちろんバッテリー自体の欠陥や寿命が原因である場合もあります。
一方、Android OSのバッテリー周りのシステムに何らかの問題が発生していることも多い模様で、これはバッテリーシステムの「キャリブレーション」をすることで改善するようです。
ただ、一口に「キャリブレーション」といってもサイトなどによってその方法にバラつきがあり、何が正しいやり方なのか分からない、というケースも多いと思います。
というわけで、今回は個人的に一番効果がある、と思える方法を紹介します。
Androidスマートフォンの正しいバッテリー・キャリブレーション方法
1. スマホの電源が自動的に切れるまでバッテリーを空にする
2. しばらく置いて電源を入れ、また自動で電源が切れるまで待つ
3. 電源をオフにしたまま充電器につなぎ、スクリーン上に充電完了(100%)の表示、あるいはLEDランプの充電終了通知が出るまで充電する
4.充電器から外す
5. スマホの電源を入れる。この時点でバッテリーが100%未満になっている可能性が高いので、電源を入れた状態で100%まで充電する
6. 充電器から外し、端末を再起動。この時点でまた100%未満になっているようならば、再び電源をオンの状態で100%になるまで充電
7. 起動プロセス終了直後にバッテリーが100%表示になるまで「6」の作業を繰り返す。(100%にならない場合は、最大値まで続ける)
8. 再度、スマホの電源が自動的に切れるまでバッテリーを空にする
9. 電源をオフにしたまま100%まで充電し、完了
バッテリーを100%→0%まで空にするには結構時間がかかります。しかもそれを2回する必要があるので、正直結構面倒です。が、その価値はあると思います。
機種によっては動画を数時間再生しっぱなしする必要があるかもしれませんね。
Android機種のバッテリー表示にお悩みのかた、時間のある日にでも是非お試しください。
注:これはあくまでAndroidシステムがバッテリー残量のデータを正確に反映するためのキャリブレーションです。
よって、これによってバッテリー自体に物理的な変化が起きるわけではありません。つまり、これによって実際のバッテリー持ちが「良くなる」「悪くなる」ということはなく、あるとすれば表示上の変化だけです。
コメント
「バッテリーキャリブレーション」と「急速放電」ソフトを使い、只今試行
中。こう云う現象が、起ると分っただけで一歩前進か。docomoのz1をOCNワンモバイルでやっています
こんばんは。
私はASUSのZenfone 3 Laserを使っているのですが、ポケモンGOをプレイしていてバッテリーを酷使しており、どうもバッテリーの残量表示がおかしいような感じだったので解決法がないか検索していてこちらのブログを発見しました。
使用期間は約11ヶ月です。
こちらのキャリブレーション方法を試してみようと思い、バッテリーが無くなる(自動でシャットダウンされる)まで電源をONにしておき、シャットダウンされたので30分程置いてからケーブルを繋いで充電しようとしたのですが、充電自体ができなくなっていました。
調べてみると、ASUSの機種で過放電した場合の対処方法がありましたが、それを試してみても充電できるようにはなりませんでした。
機種によっては既にダメージのあるバッテリーの場合は、こちらのキャリブレーション方法を行うと逆に止めを刺すことになるので、その事を書き足しておく必要があると思います。