
ソニーモバイルの新型Xperia、と言えばXperia 1 IIIを筆頭とするスマートフォン・ラインナップ。
それもそのはず、「Xperia」は2014年のXperia Z4 Tabletを最後にタブレットは展開していません。
一方、新型コロナによるリモートワークやリモート学習の定着に伴い、世界中でタブレット需要が増加しているといわれており、ここ最近ではこれまでタブレットを展開してこなかったいくつかのメーカーも新たに新機種を投入しています。
そんな中、ソニーも新たに新型Xperiaタブレットをリリースする、という興味深い噂が浮上しました。
事の発端はGSMArenaのコメント欄に搭載された以下のコメント。

内容としては、ソニーがカラー e-Inkディスプレイを搭載したタブレットを間もなくリリースする、というもの。
E Ink=ほぼ電子ペーパー
E Ink(イーインク)は正確にはアメリカの会社の名前であり、その会社が開発した超薄型ディスプレイの表示技術のことで、現在では「電子ペーパー」と言えばE Ink、と言っても過言ではありません。
また、ソニーも同技術を採用したデジタルペーパー「DPT-S1」を展開しています。
よって、このコメントだけを見ると、これはあくまでこの「DPT-S1」の後継機、ということに。
電子ペーパー→Xperia Tabletに?
しかし、以下はこれに関連するESATO上のコメント。

この投稿者は:
今年の初めにソニーが「これまでとは異なる・慣例とは異なる」Xperiaタブレットを開発していると聞いた。ひょっとするとそれはこのe-inkディスプレイ搭載のXperia Tabletの事なのかもしれない、とのこと。
これらの情報が両方とも事実であれば、ソニーがこれまで電子ペーパーとしてリリースしてきたタブレット端末がXperiaシリーズに組み込まれ、新型Xperiaタブレットとして展開される、ということに。
一方、これまでの「電子ペーパー」と言えば白黒が基本でしたが、今年前半に発表されたのがE INK Kaleido 2.5ことカラー E Ink。
この動画、タイトルは「Sony Releases a COLOR DPT Digital Paper with Glowlight」とありますが、動画内にソニーの名前は出てきません。
ただ、どうやらこの新技術を開発したのはLinfiny Digitalという会社で、この企業はE Inkとソニーセミコンダクタソリューションズの合弁会社として設立したとのこと。
つまり、E Ink社とソニーがかなり近い協力関係にあることは確かだと思われ、どういった意味でこのLinfiny Digital社がXperiaタブレットにディスプレイを提供する、というのは十分にあり得る話ではないかと思われます。
ちなみにこのE-Ink/電子ペーパー、ご覧になったことがあることも多いとは思いますが、とにかく屋外など、明るい場所での見やすさは通常の液晶やOLEDの比ではありません。

一方で、従来のディスプレイと比べると、まだまだカラーの再現性や解像度の高さなどで劣るとも言われており、課題もあるはずです。
ただ、もしソニーがこれらの課題を克服したE-InkカラーのXperiaタブレットをリリース、となると相当インパクトはありそうです。(注意:まだ現段階では噂ですが)
コメント
次期「ultra」といい今回の「tablet」といい待ち望んでいる人があまりにも多いので噂がガセ、又はガセが噂を呼ぶのはよーく分かる…Xperiaの開発責任者は売れると分かっている物を何故出さないのか?