Android 11搭載Xperia 1 II/5 IIのベンチマーク悪化の原因が判明?プライムコアのクロック周波数が低下

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Android 11へアップデートをしたXperia 1 IIやXperia 5 II

SD865搭載にもかかわらず平均値や中間値では一世代古いSD855搭載のXperia 1やXperia 5よりもスコアが低くなる、という謎の現象がおきており、これについては海外でもちょっとした話題となっている模様。

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そんな中、このAndroid 11アプデ後のXperia 1 II/5 IIでベンチマークスコアが下がる原因について興味深い考察がありました。

Twitter上のユーザー、saitama氏が投稿していたもの。

同氏によると、赤枠内の「CPU7」がプライムコアとのことで、本来ならば最も高周波数で動作するはずのコア。

ところが、ご覧のように、同じ端末で同じプロセスを行っているにもかかわらず左の動作クロック周波数は844 MHzとなっており、右の2841 MHzの約1/3程度になっているのが分かります。

Android 11搭載のXperia 1 II/5 IIではマルチコアのスコアが平均で下がるだけでなく、計測結果が3000ポイント前後と1800~1900ポイントに二極化する、という現象が確認されています。

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そして今回の説からすると、スコアが極端に低いのがこのCPU7の動作クロックが低い場合、3000ポイント程度の場合は動作クロックが正常な場合、という事になる模様。

これだけクロック数が下がると実使用の体感速度でも差がでそうですが、今のところAndroid 11アップデートをしたXperia 1 II/5 IIだけでこれといった動作のもたつきなどの報告はない模様。

よって、ひょっとするとベンチマーク測定時のみで発生している現象、という可能性もありそうです。

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