徐々に出そろってきている2019年の秋冬モデル。
売れ筋モデルが完全にハイエンド→ミッドレンジに移行した国内市場ではAQUOS sense3シリーズやGalaxy A20、Xperia 8 (価格的に高めですが)、OppoのReno Aといった手ごろな価格の機種が主力となることはほぼ間違いないでしょう。
Huaweiが輸出規制で失速気味の今年後半からはクアルコムのミッドレンジ向けチップ、SD630を搭載した機種が躍進したという印象で、秋モデルでも:
・AQUOS sense3/sense 3 Lite
・Xperia 8
・Xperia Ace (SIMフリー版)
といった機種がリリースされています。
2年前のミッドレンジ向けチップSD630の実力はいかに?
一方、このSDM630自体、2017年にリリースされた約2年前の比較的古いチップ。
となると最新ミッドレンジ向けチップよりは当然性能は落ちるわけで、実際の性能、実力がどれくらいなのか?というのは気になるところ。
というわけで、今回はこのAQUOS sense3やXperia 8、Xperia Aceといった今秋冬の中心的存在となりそうなSD630搭載機のベンチスコア・性能が過去のハイエンドフラッグシップでいうとどのあたりに位置しているのか、というのをちょっと調べてみました。
AQUOS sense3 (ドコモ版SH-02M)のベンチマークスコア
Xperia 8 (au・UQモバイル版SOV42)のベンチマークスコア
Xperia Ace (SIMフリー版)のベンチマークスコア
平均してシングルコアが180ポイント弱、マルチコアが1000ポイント強、といったろころでしょうか。
今度は、一昔前のXperiaやAQUOSハイエンドモデルのスコアを見てみます。
Snapdragon 820搭載機
AQUOS ZETA SH-04H (2016年)のベンチマークスコア
Xperia XZ SO-01J (2016年)のベンチマークスコア
Snapdragon 835搭載機
AQUOS R SH-03J (2017年)のベンチマークスコア
Xperia XZ1 SO-01K (2017年)のベンチマークスコア
もちろん、ベンチマークスコアは性能の一指標であって実使用での使い勝手などを必ずしも反映するとは限りません。
ただ、これを基準にするとXperia 8やAQUOS sense3といったSD630搭載機種の性能はSDM820とSDM835の中間くらい、2016年~2017年のフラッグシップ相当ということになりそう。
2~3年前にXperiaやAQUOSのハイエンドを使用していて今回ミッドレンジに乗り換える、という感じならばあまり性能差は感じない、といったところではないでしょうか。
ただ、SD630はバッテリー持ちに関してはかなり優秀と言われています。(特にバッテリー消費の激しいと言われたSD820と比較すると)
その点からすると、特に最新のグラフィック負荷の高いゲームなどをしないかぎり、日常使用には支障はなく、バッテリー持ちが良くなる分かなり快適にはなるのではないでしょうか。
ちなみにちょっと脱線しますが、個人的には今秋冬の目玉ミッドレンジモデル、Oppo Reno A。Snapdragon 710の実力は↓
こちらはSnapdragon 835相当の性能。
SDM710も2018年の第2四半期にリリースされたチップで「最新」ではありませんが、やはり1年の差、そして600番台と700番台の違いは大きいですね。
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コメント
買い替えサイクルが長いユーザーに対して、
今SDM630をオススメする気にはならんな
悪いこと言わないから、
もう少し良い機種買っておくれよと
今時450なんつーローエンドCPUをミドルレンジと謳って詐欺紛いの商売しかしないどこぞのアホーズよりはマシなんだけどね
ARROWS Jが6万はさすがに笑ってしまったwwwwwあんなんで売れる訳ねーだろ