auの夏モデルとして発売された京セラの「TORQUE G02」。
外観からも分かるように、この機種は堅牢さ、つまり「タフネス」を売りにしていますが、実際にはタフどころか、他の機種よりも環境に左右されやすいようです。
以前もお伝えしたように、この機種では自動輝度調整をオフにして輝度を最大にしていても、端末温度が上がると明るさが勝手に下るという問題が報告されています。
これ自体は発熱による端末の破損などを避けるための仕様ですが、問題は一旦これがキックインすると、外などの明るい場所でディスプレイがほとんど見えなくなるという点。
そして、その強制的に輝度低下がされる閾値温度についても、一部では35℃程度だと言われています。
普通に考えて夏場に気温が35℃を超えることなどザラです。
また、この他にも、TORQUE G02では端末の発熱が一定温度に達するとGPSが機能しなくなるとの報告も多数挙がっています。
これは山登りなどをする人にとってはある意味「致命的」ですね。
もちろん、発熱による機能制限はどの機種にもありまが、この機種の問題の根源は「発熱」ではなく放熱・排熱ではないかと思われます。
あくまで個人的な推測ですが:
アウトドアなどでの使用を想定→堅牢な外装に→放熱性低下→熱が篭る→機能障害が発生しやすい
ということのような気がします。
つまり、タフネスという最大の売りが最大の欠点になってしまっている、ということでしょうか。
夏のアウトドアなど、タフな環境での使用を想定して購入する人が多いと思われますが、こういった使い方を想定するのならむしろこの機種は避けた方がいいかもしれません。
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