iPhone、Androidを問わず、インストールはしてみたものの、全く使わず放置しているアプリがあるという方、結構多いと思いますが(私もその一人ですが・・・)、一部のそういった放置アプリは「デッドアプリ」として、結構危険かもしれません。
SC MAGAZINEが伝えたもので、「Dead App」(死アプリ)とは、iOS向けのApp StoreやAndroid向けのPlayストア上で一旦は提供されたものの、何らの理由で削除されたアプリ。
これらの「死アプリ」はモバイル端末上にそのまま放置されていると、セキュリティー面でかなりのリスクがあるようです。
というのも、これらのアプリはストア経由でのアップデートが提供されなくなるため、新たに見つかった脆弱性やバグに対応せず、端末自体がセキュリティリスクに曝されることもあるようです。放置されたままだと、端末への不正アクセスのためのバックドアになる危険性があるとのこと。
また、更に怖いのは、アプリがアクセスするドメインの所有期限が切れ、別の「悪意ある」所有者にわたることで、アプリのアップデートを装った不正アクセスへのバックドアとして機能してしまう危険性もあるようです。
この記事は法人が管理するスマートフォンにインストールされたアプリについてですが、そういった法人が管理するiOS端末の5.2%、Androidスマホの3.9%にこういった「デッドアプリ」がインストールされているとのことです。
これ、全体的に管理の甘い個人スマホだと、状況はもっと深刻ではないかと思います。
App Storeやプレイストアから削除されたアプリというのは、それなりの理由があるわけで、ただでさえ他のアプリよりも何らかの問題を抱えている確率が高いと思われます。
現在のところ、App StoreにもGoogle Play Storeにも、ストア上から削除されたアプリを、そのアプリをインストールしているユーザーに通知する機能はなく、これが問題を深刻化させている部分があるようですね。
使わないアプリはこまめに削除し、頻繁に使うアプリについてもたまにはApp StoreやGoogle Play Store上での存在を確認した方が良さそうですね。
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