昨年にも増して厳しくなっている米政府による対ファーウェイ輸出規制。
この影響で、同社のスマートフォン生産台数が大幅に減少する可能性が高くなってきたようです。
GIZMOCHINAが伝えたもので、これによるとHuaweiが来年、2021年に製造するスマートフォンは5000万台程度になる、とのこと。
これは今年の見通し、1.9億台からは74%ダウン、昨年の出荷台数2.4億台からすると約1/5に減少ということになります。
米政府の禁輸措置により昨年の6月以降の新機種では「Googleなし」で展開されてきたHuawei製スマートフォン。
それでも、もともとPlayストアなどが使えない中国での売上にはほとんど影響がないと言われていました。
しかし、米政府によるさらなる規制で、先日、同社は自社製のKirinチップの生産もできなくなることに。
結果、ファーウェイの次期フラッグシップ、Huawei Mate 40シリーズに搭載のKirin 1000は同社の最後の自社製チップとなり、今後はMediatekなどからの供給を受けると言われています。
ただ、これについてもどこまで可能なのかは未知数の模様。
要は、これまでと違い、来年以降のHuawei製スマートフォンは仮に需要があったとしても供給ができない、という可能性も。
よって、状況によっては5000万台という生産数すら達成できない可能性もありそうです。
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