サムスンのGalaxyシリーズに幅広く搭載されている自社製CPUチップ、Exynos。
これまでGalaxy機種のみで採用されていたこのExynosチップですが、ひょっとすると今後この方向性が変更されるかもしれません。
GSMArenaが伝えたもので、以下はMotorolaの未発表モデル、コード名”One Vision”のGeekbench上でのベンチマークスコア。
同サイトによると、このモデルは昨年のMotorola P30の後継機、Motorola P40に該当する可能性が高いとのこと。
国内ではあまり馴染みのないこのMotorola製スマホですが、注目スべきは”Motherboard”の欄にある「erd9610」という記述。
これはサムスンのミッドレンジ向けチップ、Exynos 9610とのことで、性能的にはSnapdragon 660と同程度のCPUのようです。
そしてサムスン製以外のメーカーの機種にExynosチップが搭載されているのが確認されたのはこれが初めて、とのこと。
以前はフラッグシップ向けのExynosチップと言えば同世代のSnapdragonよりもベンチマークは高めでしたが、2世代くらいま前からでしょうか。最近ではSnapdragonにその性能で押されているという印象。
そのためこのインハウスチップExynosをGalaxyだけに供給するメリットというのがなくなってきたのかもしれません。
となると、今後はこのExynosチップを搭載した非サムスン(非ギャラクシー)機種というのが増えてくるかもしれませんね。
Exynosチップを搭載した初の非サムスン製スマートフォン、ということになります。
コメント
Exynosは過去にMeizuなどで採用されていますよ。
ソースを提示していないけれど、GSMarenaでは「Motorolaで初めて」と書かれてるし。
Exynos 9610は贅沢にも10nmプロセスです
Snapdragonは710でやっと10nmがあるだけでミッドレンジの主力は14nm
プロセスルールの暴力でミッドレンジはExynos一択です
パフォーマンスあたりの消費電力に大きな差があります