先日Xperia Z3、Xperia Z3 Compact、Xperia Z2向けのアップデートが提供されたAndroid 5.0。
これといって致命的な不具合・バグ等は発生していないようですが、アップデート直後からバッテリーの消費が異常に早くなった、異常発熱をするようになったという報告が複数挙がっています。
バージョンアップ直後に一時的に発熱や電池消費が激しくなるというのはよくあることで、大半の場合は最適化が終わるアップデート後数時間~1日ほど経つと落ち着きます。
ただ、一部では一定時間が過ぎてもこれらの症状が治まらないという報告があるのも事実。
そんなわけで、今回はAndroid 5.0にアップデートをしたXperiaでバッテリー異常消費・異常発熱が収まらない場合の対処法・チェックポイントをまとめてみます。
【Google Play開発者サービスのキャッシュ・データクリアとアップデートのアンインストール】
Android 4.4以前からAndroid 5.0にアップデートするとどうやらGoogle Play開発者サービスのアップデートが必須なようです。
ただ、アップデートプロセス中の問題なのか、アップデート後にこのアプリが暴走するケースが結構あるようです。
また、このGoogle Play開発者サービスがアップデート通知がきているのにアプデができないという症状もあり、これが何らかの問題を引き起こしている場合も多い模様。
こういった場合は「設定」→「アプリ」→「Google Play開発者サービス」から、「アップデートのアンインストール」をして、再びアップデートをしてみましょう。
Google Play開発者サービスは他のアプリのアップデートや位置情報などなど、Android OSの様々な機能をバックグラウンドで司るコア的存在のアプリです。
それゆえに、バッテリー消費項目で他のプロセスやアプリがバッテリー消費の「容疑者」に見えても、実はこのGoogle Play開発者サービスが犯人だった、というケースが多々有ります。
よって、とりあえずはこの一連の作業はやってみて損はないと思います。
【Wi-Fiの詳細設定見直し】
Android 4.4以前→5.0以降でWi-Fi周りの設定・仕様は結構変わっており、この設定次第でバッテリー持ちにかなり大きな違いがでます。
まずは「設定」→「Wi-Fi」→右上のエリプシス(3つのドット)→「詳細設定}を開き:
①「ネットワークの通知」をオフに
②「スキャンを常に実行する」をオフに←主犯格
これ、バグなのか仕様なのか不明ですが、これをオンにしていると、WiFiに使用・不使用にかかわらず、常にWi-Fiネットワークを探してしまい、無駄なバッテリー消費や発熱の原因となるようです。
③「スリープ時にWi-Fi接続を維持」を「電源使用時のみ使用する」、あるいは「スリープにしない」に設定。
「スリープにしない」はおそらく翻訳ミスで、勘違いをする方が多いようです。本来の意味は「スリープ時にWi-F-を使用しない」とされるべきだと思います。
これらの対処・設定変更、かなりバッテリー消費が変わるはずです。
コメント
「スリープしない」は文字通り、スリープしなくなります。電源に接続しているかどうかによらず、常にwi-fi接続が維持されます。シャープの端末ではそうなります。
発熱と電池消耗がひどくなり、初期化すらできなくなり、ここに来ました。
Google Play開発者サービスのアプデインストールしたら、エラーが縦続きに出て、突然強制終了。そのまま初期化されました。
結果的に初期化できて、問題解決。
Google Play開発者サービスが悪さしてたみたいですね。
初期化できない(ボタンをタップしても反応しない)という状況にもなる、という報告でした~。