世界でも第2位のスマホメーカーとなり、日本国内でもSIMフリースマホを中心に不動の地位を築きつつあるHuawei。(特にP20 Liteの人気は長いですね・・・)
その一方でCFOの逮捕や米国、日本、イギリスなどでのファーウェイ製品使用取りやめ、禁止など、厳しい状況に置かれているのも事実。
そして、今後、ファーウェイが対イラン輸出規制への違反により部品輸出禁止の措置が取られる可能性がでてきているようです。
以下はDIGITIMEの記事の一部抜粋:
Huawei could end up like ZTE, facing a US ban on American firms exporting key components to the China company. If that happens, Huawei’s shipments will be disrupted, with impacts ripplinng out to its Taiwan supply chain partners.
これ、米国へのファーウェイ製品輸入や使用を禁止するという一連の動きとは違いうもので、むしろ逆。米国企業がファーウェイに製品やソフトを提供することを禁止する、というもの。
ZTEの場合、搭載チップの大半がクアルコム製だったためこれが使用できなくなるとしてかなり危機的状況になったと言われています。
一方、ファーウェイは大半の機種で自社製のKirinチップを搭載しているので、この点は大きなダメージはないと思われます。
しかし、ZTEのときはチップといった物理的なコンポーネントだけでなく、Android搭載スマホ自体が販売できなくなるのでは?という可能性がでていました。
以下はこのZTE事件のときのEngaget記事抜粋:
Android自体はオープンソースのため、この使用を禁じられることはないものと考えられます。ただし、問題となるのはGoogleのサービスです。GMS(Google Mobile Service)と呼ばれる、Google Playなどを含む一連のGoogleアプリ・サービスは、Googleが認可した端末にしかインストールが出来ません。このため、ZTEはAndroid端末を製造できても、GMSを入れられないのではないかとの懸念があります。
つまり、Android ”OS”自体の使用は可能でも、Android OSの各種サービスが使えなくなる可能性が高くなる、ということ。
Android OSは搭載していてもGoogle PlayストアやGmailなどが使えないAndroidスマホ、どう考えても中国以外の国で売れるとは思えません。
要は、もし米国政府が今後ファーウェイに対してZTEに対するものと同様の措置を取れば、同社製Androidスマホは事実上販売不可能になる、ということに。
ZTEは確か最終的には巨額の罰金と複数の取締役の交代?などでギリギリのところで禁止措置は免れたようですが、国の安全保障のためにファーウェイ潰しにかなり本腰を入れているという印象の米政府が同様の「お情け」を欠ける可能性は低いような気がします。
そうなると国内で販売されているファーウェイ機種がアップデートで独自OS、Kirin OSに変更、なんてことにもなるのでしょうか・・・
コメント
ネット経由で使えるメール系は問題ないにしてもアプリをいちいちプレイストア以外から持ってこないといけないのは面倒ですね。プレイストア以外からダウンロードすると変なものが追加されてたりして危ないことも多いですし。
googleの独占が崩れることに期待したい。
仮にhuaweiのほうが潰れてもどうせ中国が似たようなの作ってくれるだろうし消費者としてはメリットのほうが大きそう。
↑それどころか国内キャリアが急に取り扱いを停止してサポートから外す可能性が怖い
ショボい国産と林檎しか売り物がない国内クソキャリアがそれしたら自殺行為だけどなwww
この流れで韓国製もなんて言ってサムスンやLGも排除すれば終わりだが、流石にそんなバカな事はしないかw
独自OSと聞くと、SamsungのTizenOSを思い出すな。
自業自得と言う奴ですな
先日M Z-01KへのAndroid8.1が漸く提供されたばかりのタイミングでこんな事態になるとは…
今後はP20 ProへのAndroid9の提供も控えてた矢先なのに残念ですね。
日本メーカーがもっとまともなのを作れるようになってからにしてほしかった。
大手キャリアユーザーはどうしろと。
googleが動いた!
という事は近いうちに文鎮になってしまう~