ここ数日、複数のXperiaユーザーよりバッテリーの消費が異常に早い、使っていなくても(スリープ状態)でも端末が発熱してバッテリーが異常消費している、という報告が目立ちます。
この不具合、大半は海外のXperiaユーザーからのもので不思議に思っていたところ、どうやら原因は国内キャリア版Xperiaには未提供の最新ファームウェア・アップデートが原因のようです。
このアップデートは6月分のセキュリティーパッチを含むもので、Xperia XZ1やXZ1 Compact、XZ Premiumなどには1週間ほど前から、Xperia XZ2、XZ2 Compactには今週から提供が開始されたもの。
(そして、おそらく本日から一部のXperia XZとXZsにも提供開始されています)
公式フォラム上にはこれらのXperiaユーザーよりアップデート後の電池異常消費を訴えるスレッドが複数立っており、XDAなどでも同様の報告が散見されます。
まだ、同サイトでは原因は今回のアップデートでカーネルソースが変更され、待機時などのクロックスピードが挙げられたことが原因、との報告も。
なお、関連性のが疑われる問題として、6月セキュリティーパッチをあてたPixelではアップデート後にスリープ復帰が異常に遅い、という問題が報告されており、これについてはすでに順次修正アップデートが提供されているとのこと。
よって、今回のバッテリー異常消費もXperia固有の問題ではなく、Android OS+6月セキュリティーパッチが原因である可能性が高そう。
Xperiaでも来月のセキュリティーパッチ提供前に何らかの修正アップデートが提供される可能性もあります。
なお、通常ならばドコモ、au、ソフトバンク向けのセキュリティーパッチ提供は海外版から1~2週間遅れといったところ。
よって、ソニーもしくはキャリアが問題に気づいてアップデート提供を延期でもしない限り、これらのキャリア版Xperiaにもはやければ今週中にもアプデが提供される可能性が十分あり、
セキュリティーアップデートは非常に重要なので安易にパスはするべきではないと思いますが、不安な方はちょっと様子見をした方が賢明かもしれません、
コメント
I’m using an XZ1 Compact from overseas, running Thailand region firmware. Battery usage has remained normal.
Additionally, my device has the latest June 1st security patch.