ソニーの最新フラッグシップモデル、Xperia XZ Premium。
本日からヨーロッパの一部で正式に予約の受付が開始され、発売日も6月初旬で確定しました。
さて、そんなXperia XZ Premiumの海外版、G8141のGeekbenchでのベンチスコアが発見されました。
スコアはシングルコアが1900ポイント前半、マルチコアが約5800ポイント。
Galaxy S8のベンチマークは5700~6300程度で平均は6000前後なので、このスコアだけ見るとXperia XZ Premiumの方が若干低めです。
ただ、このスコア1つではまだ誤差が大きい可能性も高いので、現時点で判断するのは時期尚早。
一方、非常に興味深いのはベンチマークの内訳。
以下はXperia XZ Premiumのもので注目すべきは「メモリ」のスコア。
一方、以下はGalaxy S8のもの。
マルチコアではGalaxy S8は約6200と、あえてXZPよりもかなり高めのものを選びました。
にも関わらず、メモリのスコアはXperia XZ Premiumが大きく上回っています。
ちなみにこれ以外にも10個前後のGalaxy S8のスコアの内訳を見てみましたが、このメモリスコアがXperia XZ Premiumを上回っているものはのものは皆無。(Xiaomi Mi6も同様)
また、さらに細かく見るとメモリのレイテンシがXperia XZ PremiumはGalaxy S8にくらべて1/10以下となっており、このメモリレイテンシ(遅延)の違いが全体のメモリスコアの違いに寄与しているようですね。
もちろん、ベンチマークスコアは「総合得点」。
つまり全体のスコアが同じで、1項目のスコアが他機種よりも高ければ、別の項目が低いということになります。
また、素人の私にはこのメモリのベンチマークスコアの違いが体感性能にどういった差をもたらすのかは分かりません。
ただ、数値上のメモリ動作に関してはGalaxy S8/S8+やXiaomi Mi6を大きく引き離していると言って良いと思います。
ちなみにXperia XZ Premiumのベンチスコアは以前もドコモ版SO-04Jのもの「らしき」スコアが発見されたことがあります。
この際のスコアはマルチコアが約6500と同じS835搭載のGalaxy S8/S8+もかなり高いスコア。
ただ、このベンチスコアについては実際にはGeekbenchのデータベース上では見つけることができず、フェイクである可能性が高いものでした。
一方、今回のものはGeekbenchのサイト上にもちゃんと掲載されているものなので、おそらく本物。
過去のXperiaフラグシップと言えば他メーカーのフラッグシップと比べてスペック面・ベンチマーク面では劣ることが大半だったのですが、今回のXperia XZ Premiumに関しては両方の面からしてもライバルメーカーのフラッグシップに真っ向から対抗できる機種と言えそうですね。
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