一時期は普及が進むかに見えたスマートフォンのワイヤレス充電(別名「おくだけ充電」)。
最近では対応機種がめっきり減ってしまい、このまま無くなってしまうのでは?と思うほどの衰退ぶりです。
ところが、将来のXperiaでは従来とは別の方法でのワイヤレス充電機能が搭載される可能性がでてきました。
同社が米国で申請した特許技術の資料から判明したもので、これによると、同社は現在、NFC(Near Field Communication)を使ったワイヤレス充電技術を開発中の模様。
NFCは日本では「おサイフ」機能として知られていますが、このNFCワイヤレス充電技術を使えば充電器だけでなく、端末間でも充電が可能になるとのこと。
このNFC充電に対応した機種は最低でも2つのアンテナを内蔵し、1つはデータ転送用、もう一つは電力転送用として使われるそうです。
また、ちょうどWiFiのホットスポットを検索するようにNFC経由で充電可能な端末を探し、複数の端末がある場合は給電元を選択することもできるようになるとのこと。
さらに電力を供給する側の端末ではバッテリー駆動の際は電力供給をせず、充電器に繋いでいるときだけ供給するといった設定も可能になる模様。
これ、要はちょうどスマートフォンのテザリングでその端末自体がWiFiルーター、つまり「ホットスポット」になるように、スマホ自体が置くだけ充電の「充電器」としても使えるようになるということですね。
もし実用化されれば、出先で充電アダプターや電源が限られている場合など、かなり便利な機能かもしれません。
コメント