先日、Xperia XZおよびX Compactでバッテリー持ちが悪い際の改善方法についてお伝えしました。
ただ、一部ではこれらの方法でも相変わらず電池持ちが改善しない場合もある模様。
特に最近よく見かけるのは、バッテリーの使用状況で「Android OS」というプロセスが異常に電池を喰っているという症状。
この問題、ちょっと調べてみたところ、Xperiaにプリインストールされているアプリ「スマートクリーナー」が原因のようです。
「スマートクリーナー」はXperia Xシリーズから搭載された機能で、使用状況によってキャッシュやメモリーを自動で消去・開放してくれる機能。
本来ならば余計なメモリ消費を抑える便利な機能なはずですが、どうやら一部のXperiaではこの「スマートクリーナー」がコンスタントにキャッシュを削除すると、ゾンビのように立ち上がって再びキャッシュを溜め込むプロセス、あるいはアプリがある模様。
つまり、スマートクリーナー自体が電池を消費しているわけではなく、これによってキャッシュやメモリを消去されてしまうプロセスが電池喰い虫、ということ。
このプロセス・アプリが具体的になんなのかはまだ不明ですが、これが発生すると「スマートクリーナーがキャッシュ削除」→「プロセス・アプリがキャッシュを溜め込み」→「スマートクリーナーがキャッシュ削除」という一種の無限ループ状態に入ってしまい、これがバッテリーの異常消費につながっているようです。
よって、現時点ではスマートクリーナー自体をオフにするのが一番手軽。方法は:
「設定」→「ストレージとメモリ」→「スマートクリーナー」のトグルをオフに。
一方、キャッシュを保持するアプリケーションを個別に設定し、様子見をすることも可能ですが、これはかなり手間がかかると思います。
方法としては:
「設定」→「ストレージとメモリ」→メニュー(3つのドット)→「高度な設定」→「キャッシュを保持」→「アプリ」タブからキャッシュを保持するアプリを選択
(この方法でキャッシュを何度も溜め込んでくるプロセスが特定できたらぜひ教えてください!)
また、このAndroid OS絡みのバッテリードレインはXZやXCだけでなく、Xperia X Performanceでもチラホラとみられます。
よって、XPに対しても同様の効果があると思われるのでお困りの方は一度お試しください。
コメント