ソニーの最新フラッグシップ・シリーズのXperia Z5、Z5 Compact、Z5 Premium。
実際には特に問題なく動作しているというユーザーが大半だとは思いますが、一部では端末のレスポンス(動作)がモタついたり、カクついたりするという症状がでている個体もある模様。
また、バッテリー持ちについても評価がまちまちで、個体によっては明らかに異常と思えるようなバッテリーの減りする場合もあるようです。
これらの問題については、海外フォーラムでも複数のスレッドが立っており、様々な報告・検証が行われています。
そんな中、XDA上にこのXperia Z5シリーズのバッテリー異常消費や、動作のモタつき、カメラやブラウザーが重いといった諸問題を解決する方法が掲載されていました。
Xperia Z5/Z5C/Z5Pのバッテリー持ち改善方法
1. データローミングを無効化
「設定」アプリ→「モバイルデータ通信」→「データローミング」をオフに
2.「バックグラウンドデータキュー」をオン
訂正:「バックグラウンドデータのキュー」はグローバル版のみの項目のようで、国内版には搭載されていないようです。失礼しました
バックグラウンドデータのキュー「設定」→「電源管理」→「バックグラウンドデータキュー」をオン
「バックグラウンドデータキュー」はアプリのバックグラウンド通信をアプリの要求に応じてではなく、一定の間隔で行わせるようにして通信断の防止と省電力化の両方を実現する機能だそうです。
3. Chromeの「タブとアプリの統合」オフ
Chromeのメニュー(縦3つのドット)→「設定」→「タブとアプリの統合」のトグルをオフ
4. Gservicefixをインストール
Google Playストアからダウンロード&インストール
仕様時点で充電器に接続、バッテリー100%、GPSをオンにしている必要あり
注意:これはGoogle系サービスのバックグラウンド・プロセスを止めるアプリとのことなので、何らかの不具合・不都合がでる可能性もあり、私はまだ試していません。
あくまで自己判断・自己責任でお使いください。
5
動きが重い、カクつく場合の直し方
1. 最新ファームウェア「32.0.A.6.152」にアップデート
これは国内キャリア版は無関係なので、無視。
ただ、ここには記載されていませんが、
2. アニメーション関係の設定変更
「設定」→「開発者向けオプション」→以下の3項目を「0.5」に変更:
・ウィンドウアニメスケール
・トランジションアニメスケール
・Animator再生時間スケール
「開発者向けオプション」が表示されない場合:
1.「設定」→「システム」→端末情報」
2.「ビルド番号」を4回タップ
これで設定画面に「開発者向けオプション」が現れます
なお、この対処法は特にゲームアプリなどがもたつく、カクつく場合に効果的なようです。
カメラの動きが遅い、重い場合の直し方
1.photo analyserを無効化
この方法は以前ご紹介したので、こちらの記事をご参照ください。
ブラウザーの読み込み、表示が遅い、もたつく場合の対処法Rbrowserを使う
1.Rbrowserを使う
・Rbrowserをこちらからダウンロード&インストール
RbrowserはXDAで開発されたSnapdragonチップ搭載のモデル用ブラウザ。
また、Googleアカウントとの統合も可能。
これはXperia Z5に限らず、Snapdragonチップ搭載のモデルにはすべて効果がある模様。
試しに、Nexus 5にもインストールしてみましたが、確かにかなりサクサクです。
コメント
バックグラウンドデータキューが見つかりません。。
アニメーション関係の設定変更でトランジションアニメスケールはデフォルトで0.5になっている。