
ここ半年くらいでしょうか。最近、Xperiaで頻繁起こっている問題として、端末の再起動時に三角形のアイコンの上にスパナとドライバーがクロスしたマークが出る、というトラブル報告を非常に良く見かけます。
発生条件については色々で、普通に手動で端末を再起動した際に、というケースもあれば使用中に突然端末が勝手に再起動した際、アップデートの後の再起動時にといった報告もあります。
問い合わせても「正常」、はっきりとした原因不明

この「工具マーク」は再起動時、「SONY」ロゴの後、キャリアマークの前に出るのですが、多くの場合、何秒か待てば何事もなかったように端末は起動する、というケースが大半。
また、多くの場合、キャリアやメーカーに問い合わせても「問題なし」という返答があるだけの模様です。
直接的な因果関係は断定できないものの、この症状が頻繁に出るようになると、端末の動作が異常にもたついたり、勝手に再起動をしたり、アプリ落ちが頻繁になるといった不具合が出やすくなる傾向があるようです。
Xperiaの起動時のスパナマーク、考えられる3つの原因
先述のように、このXperiaのスパナ―マーク出現についてははっきりとした原因は不明です。
ただ、この症状は国内外で複数の機種でかなり広範囲に発生しているようで、これらの報告から総合的に判断すると主に3つの原因がある模様。
ソフトウェアアップデートの失敗
この再起動時のスパナマークはファームウェアのアップデート直後から出るようになった、という報告が複数見られ、最近では7~8月あたりのアップデート後に報告が急増していると言う印象。
また、一部ではその後のアップデートで症状が改善されたと言う報告もありますが、一向に改善しない、という報告も。
そういった場合は今のところはソフトウェアが原因の場合は端末の初期化(もしくはXperia Companionでの修復)かしか改善方法はない模様です。
基盤の不良・故障
これは比較的古い機種での報告が多いと言う印象で、言うまでもなく、唯一の改善方法は修理です。
ただ、修理に出すとどのみち初期化されるので、修理に出す前にまずはソフト的な問題と仮定をして端末の初期化を行ってみることをお勧めします。
ストレージ空き容量不足
個人的にはこれが一番多い原因だと思います。
この症状、報告が上がっているのは比較的ストレージ容量の小さいミッドレンジモデルあるいはXperia XZ1といった旧モデルで圧倒的に多く、最近ではXperia 8やXpera Ace、Xperia 10 IIといったモデルで多発していると言う印象を受けます。
これはXperiaに限らず、スマートフォンは基本的にストレージ容量が逼迫すると端末全体の動きが鈍くなり、特にミッドレンジではこれが原因で動作がカクついたり、プチフリーズ、アプリの強制終了といった不具合がでることも珍しくありません。
よって、アプリのキャッシュ削除やストレージ削除、あるいは大きな容量を占めているファイルやアプリ自体の削除で改善したという報告は多数見られます。
よって、このスパナマーク問題が発生した場合はまずはストレージの空き容量確保、それでもだめなら端末の初期化、そして最後の手段として修理、という手順が良いと思います。。
コメント