米政府による禁輸措置でAndroid OSの搭載そのものが危ぶまれているファーウェイ製スマートフォン。
これに対し、ファーウェイは独自OSへの切り替え、という形での対応も計画していることはすでに周知の事実ですが、今回、この同社によるこの独自OSを搭載したスマートフォンがかなり早い段階で「出荷」されていることが明らかになりました。
GSMArenaが伝えたもので、これによるとHuaweiは同社の独自開発したOS、「HongMeng OS」を搭載したスマートフォン端末をすでに100万台出荷した、とのこと。
一方で、これがリリースを前提とした最終的な製品版なのか、試作品段階のものなのかは不明とのことです。
ただ、プロトタイプを100万台も製造・出荷するとは考えにくく、やはりどこかの市場(普通に考えて中国本土だとは思いますが)で試験的に販売することを前提にしているとは思われます。
なお、このHuawei独自OSはすべてのアンドロイドアプリに対応しており、さらに個人情報を保護するためのセキュリティーも強化されているとのこと。
もちろん、Google PlayやGmailといったGoogle系アプリ・サービスは使用できない、あるいは使用に制限があるとは思いますが、ちょっとどんなOSかは気になります。
一部報道ではGoogleは現在、米政府に対してファーウェイ製スマホがAndroid OSを搭載し続けられるように説得?工作を行っているとも言われており、現段階で今後リリースされる新型Huaweiはもとより、既存機種のOSアップデートがどういう形になるのかは不明。
ただ、既存機種はOSバージョンをアップデートせずにそのままAndroid OSが使えるにしろ、何らかの形でセキュリティ・アップデートは必要になるはず。
となると、このままいけば既存機種に関しても最新セキュリティーパッチを搭載したければこのファーウェイ独自OSにOSを入れ替える必要、という状況がでてくる可能性も無きにしも非ず、といった感じでしょうか。
ちなみに国内ではauや一部MVNOを除き結局予定通りリリースされたHuawei P30 Lite。
前モデルのP20 Liteはリリース直後に価格.comの人気ランキングやBCN売り上げランキングでトップ、少なくとも上位に挙がってきましたが、さすがに今回のP30 Liteはかなり出足が遅いようですね。
コメント
Googleの助け船を自ら沈めてしまったというかなんというか…
このまま新しいOSが広がるとただ単にGoogleの影響力が喪われただけになってしまうな
どうせAOSPベースのEMUIでしょ?そりゃ短期間で用意できるよ。
「こんな短期間に!」と騒ぐ意味がわからぬ
Googleが使えない中国でもAndroidは普及してたのに、アメリカ政府自ら中国離れをするというバカをしてしまった
貿易摩擦真っ只中だけど
時すでに遅し、ファーウェイは相当なちからをつけている。
躍進をとめれるとは思えないかな。