ソニーモバイルが公式ブログサイトで同社のスマートフォン(Xperia)にAndroid OSのアップデートが提供されまでの工程を図説したイラストを掲載していました。
ご覧のようにステップは10つもあり:
- プラットフォーム開発キット
GoogleからOSの開発プラットフォームが送られる - ファンデーション(基本)開発
新OSのリリース後、OSをシステムに搭載 - H.A.L
HAL(ハードウェア抽象化レイヤー)ではことなるチップを同じOS上で動くようにする? - 基本実装
電話やメッセージなどの基本性能の実装 - 「ソニー化」
ソニー製スマホ独自機能の実装 - テスト(内部)
社内でテストを行い、フィードバックや問題点などを検証 - さらにテスト(外部)
社外のユーザーもテストに参加 - スタンダード(標準)化
WiFiやBluetoothといった技術認証の取得 - キャリア版構築
キャリア特有の機能などのための開発期間 - 公式リリース
私も完全に理解しているわけではないので、一部曖昧な部分があることはお許し下さい。
ただ、工程は大きく分けて2つのフェーズに分かれており、第1段階は電話やメッセージ、インターネット接続といったスマホの基本性能の構築。また、この第一段階の最後の方、5番目のステップとして、ソニー特有の機能などが加えられるとのこと。おそらくAndroid OSが「ソニーのファームウェア」になるのがこの工程だと思われます。
第二段階(セカンドフェーズ)は主にBluetoothやWiFiなどの認証工程。
たまに公式リリース前に発見されるBluetooth認証やWiFi認証の通過もこの部分だと思われます。
また、キャリア版の場合はステップ9で各キャリア独自の機能などのチェックも行われる模様。
こうみると、OSアップデートだけでもかなり大変な手間と時間がかかりそうですね。
一部のOEMやキャリアがOSアップデートに消極的なのも分からなくもないような気がします。
コメント
勝手に独自仕様にしてアプデを大変にしてるのはメーカーやキャリアのほうなので
こっちからしたら知ったことではないですね