スマホ情報とは一見無関係な政治の話。
ご存知の方も多いとは思いますが、メキシコ国境の壁建設を巡るトランプ大統領と議会との対立で昨年末より一部政府機関が閉鎖しています。
そして、とうとうこの政治問題の余波がFCCにも及んだ模様です。
1月3日付で一部業務を除き事実上の「閉鎖」をしていることが明らかになりました。
これによると、FCCは1/3より「資金調達の失効」のため一部業務を除くほとんどの業務を停止する、とのこと。
当サイトでもFCC通過情報はたまにチェックしているのですが、ここ数日新機種の通過情報が皆無だったので、なんかおかしいなあ、と思っていたところ。
なるほど、これがその理由これだったようです。
ちなみにソニーモバイルの機種ではXperia XA3、XA3 Ultra、L3に該当すると思われる3モデルについてはすでに1/3より前にFCC技適を通過しているようなので、これらの機種は予定通りリリースされると思います。
ただ、これからしばらくは2月末のMWC 2019で発表されるであろう複数のフラッグシップがFCC認証を受ける時期なので、これらが認証を受けられないとなると、少なくとも米国での複数スマホのリリース予定にも影響が出そう。
また、私がトラッキングしている限り、新型Xperiaフラッグシップ、通称Xperia XZ4に該当すると思われる機種もFCCは未通過のはず。
もちろん、FCC認証はあくまで米国で販売する際に必要な技適。
ただ、米国で発売されない機種であってもXperiaなどは国内向けのキャリアモデル、SIMフリーモデルもFCC認証を受けていることが大半。
よって、このFCC認証が遅れると、国内版スマホの多くの機種でリリースが遅れるという可能性もあると思います。
風が吹けば桶屋が儲かる、ではありませんが、メキシコ国境の壁の有無がまさかスマホ業界にまで影響を与えるとは・・・ トランプさん、頼みますよ。
コメント
殆ど売れてない米国市場とかほっといて他だけで発売しよう‼
全然詳しくないから分からないけど、FCCがついてないと日本人旅行客がアメリカでXperia使うときに困るんじゃないかなあ。だからFCCなしで販売するって訳にもいかないのではないかなと…
飛行機を売るにはアメリカのFAAで型式証明を取得する必要がある様に、
電子機器を売るにはアメリカのFCCで証明を受ける必要がある
日本の技適が無いスマホは山ほどあるが、FCC認証が無いスマホは少なくとも西側世界には存在しない