ソニーの新型フラッグシップモデル、Xperia XZ3。
先程auが秋冬モデルとして正式発表し、発売は11月上旬と判明。
よって、これに続き来週17日にはドコモ版のSO-01Lも発表されるはずです。
しかし、今回auが発表したXperia XZ3のスペック・仕様から同機種のバッテリー持ちがかなり芳しくないことが判明しました。
以下はauが測定した前モデルのXperia XZ2 SOV37とXperia XZ3 SOV39の電池持ち時間の比較。
Xperia XZ2 | Xperia XZ3 | |
バッテリー容量 | 3,060mAh | 3,200mAh |
連続通話時間 | 約2,250分 | 約2,240分 |
連続待受時間 | 約540時間 | 約520時間 |
電池持ち時間 | 約105時間 | 約85時間 |
充電時間 | TypeC 共通 ACアダプタ 01:約170分 TypeC 共通 ACアダプタ 02:約170分 | TypeC 共通 ACアダプタ 01:約200分 TypeC 共通 ACアダプタ 02:約170分 |
ご覧のように、Xperia XZ3の電池持ち時間はXperia XZ2と比べて20時間、約2割も悪化しています。
ちなみにauスマホのスペック表上での「電池持ち時間」とは”平均的なスマートフォン利用があった場合の電池の持ち時間”とのことなので、基本的には実使用に近い使用方法でのバッテリー駆動時間と言えます。
それで20時間と言えばほぼ丸一日。
これは結構無視できないレベルの変化ではないかと思います。
(ちなみにXpeira XZ1のau版の電池持ちは100時間)
さらに気になるのは通話時間や待受時間といったいわゆる画面消灯時のバッテリー持ちの違いは多くても数%なのに対し、実使用をシミュレートした”電池持ち時間”ではその差が大きくなっています。
これは言い換えれば画面点灯時の電力消費量の差が大きいとも言えるので、LCD→OLEDによる省電力化よりもディスプレイの5.7→6.0インチという大型化による電力消費量アップの方が影響が大きかった、ということでしょうか。
当サイトでは過去にGSMArenaとphoneArenaによるXperia XZ3のバッテリー評価をお伝えしており、前者ではXZ3のバッテリー持ちは無印Xperiaフラッグシップでは過去最長、一方の後者では正反対の過去最低レベルという結果が出ていました。
そのため、私を含めこのXZ3のバッテリー持ちについては未知数、という感じでしたが、今回キャリアが正式な形で発表したことで少なくともこのXperia XZ3のバッテリー持ちはXZ2と比較して大幅に悪化していることはほぼ間違いないと言えるでしょう。
それにしても、私が知っている限り、同じ同系列のXperiaで前モデル・後継モデルのバッテリー持ちにここまで大きな差が開いた例というのはほとんどないように思います。一体何があったんでしょうか。。。
コメント
例の焼き付きを防ぐ機能によるものが多そうな気がする
offにした状態の比較とかできるようになんねぇかな
電池容量増やしても電池持ちダウンじゃ洒落にならんな
過去のシリーズの中でもなかなか良くない数値のようで。
たしかになぜこんなに低いのかちょっとわからない感じですね。
そういえば、そもそもこの「電池持ち時間」って具体的にはどういう意味なんでしょうね。
誰がどう測っているのかなど、明らかになっているんでしょうか。
ドコモ公式より抜粋
>平均的なスマートフォン利用(インテージ社2015年6月調査データを基に算出)があった場合の電池の持ち時間です(NTTドコモ調べ/メーカー調べ)。実際の利用状況(連続通話や動画を大量にダウンロードした場合など)によってはそれを下回る場合があります。
だそうです。
わざわざ調べてもらってすみません。
auも同様のようですね。
XZ2で比較して気づいたのですが、ドコモ版の電池持ち時間は125時間、au版は105時間ですから、今後発表されるだろうドコモ版のXZ3は、au版と比べもう少し良い数字になるような気がします。
どのみちすぐに外付けバッテリーは必要になるんだから最低限データが消えない程度のバッテリーさえついてれば良いですね。自分のスマホはフル充電しても半日しか持ちませんが外付けを使うことで問題なく運用できてます。
液晶と有機ELだと電力消費量に大きく差が出るものなのかな?
解像度がかなり上がってるからその影響じゃないですかね。電池持ち重視の場合はフルHDに抑えておけばxz2と同程度には持つんじゃないかな
海外のyoutuberがバッテリー計測したら他所のフラグシップ機と同じくらいだったんだけどな