ソニーの最新フラッグシップ、Xperia XZ2。
見た目や重さなど、何かと批判を受けることも少なくないこの新型Xperiaですが、今回、Huawei P20 ProやiPhone X、Galaxy S9+、LG G7 ThinQと比較して非常に優秀な点が明らかになったようです。
スマホの”比較”というと外観やスペック、カメラ性能などが話題に上りがちですが、今回の比較で明らかになったのは防水性能。
Youtubeので20万人以上のフォロワーを抱えるレビューワー、Matthew Moniz氏が行った防水テストの結果、Xperia XZ2のみがテスト後も正常に動作、残りの端末はすべて何らかの故障・不具合が発生したということが明らかになりました。
今回のテスト対象の機種のそれぞれの防水規格は以下の通り:
iPhone X: IP67
Huawei P20 Pro: IP67
Galaxy S9+: IP68
LG G7 ThinQ: IP68
Xperia XZ2: IP65/68
テストはIP67は規格通り1mの水深に、IP68のものは1.5mの水深にそれぞれ30分間沈める、というかたちで行われています。
2つの動画を観ていただくとよく分かるのですが、簡単に言うと、iPhone XおよびGalaxy S9+はテスト直後に問題が発生、LG 7およびHuawei P20 Proは数日後に問題が発生。
特にiPhone XとGalaxy S9+はほとんど使いものにならない状態に、P20 ProおよびLG G7に関してはスピーカーに故障が発生したとのこと。
つまりこれらの機種では何らかの浸水があった、ということ。
一方、Xperia XZ2だけはテスト直後も数日後も何の不具合もなく動作している、つまり、唯一防水規格通りの防水性能を備えていた、ということが明らかになりました。
覚えている方も多いとは思いますが、Xperiaは防水性能を備えたスマートフォンとしては先駆け的存在でした。
数年前までは水の中にドボンとXperiaを沈めた写真や、時には水中で撮影する画像などをプロモーション画像として使っている時期もありました。
しかし、その後一部ユーザーよりXperiaは防水を謳っているのにもかかわらず水に浸かるとカメラ・レンズ部分に水滴が入ったり、一部機能に障害がでたりといった、仕様通りの防水性能がない、といった批判受けることが多くなりました。
おそらくこういった問題を受け、確かXperia Z5シリーズからは「完全に水中に沈めることはしないでください」といった注意書きを追加し、いわゆる”水中広告”も中止した、という経緯がありました。
そのため、一部のユーザーの間ではXperiaは防水性能が弱い、という印象が染み付いてしまっていた感があります。
他のライバル機種がこぞって防水仕様を採用し始めたのもちょうどこの頃で、その後、徐々にハイエンド機種でのIP67/IP68は”当たり前”に。そして防水のXperia、というのはいつの間にか過去の話になっていきました。
一方、今回のテストはある意味Xperiaスマホの防水性能の強さを再確認するという形に。
そしてやはり完璧ではないかもしれないものの、ライバル機種との比較では防水性能トップレベル、と言っても良さそうです。
これから水辺に行くことが増えるシーズン。これは人によっては十分購買判断の基準になる比較結果でなないかと思います。
コメント
Xperia(Z5まで)は防水に関してはアメリカで訴訟まで起こされていましたからね。
XPERIAタブレットとスマホ、週に一度は風呂に持ち込んでスポンジ使って水洗いしながら使ってますよ。
防水性能は当たり前のように享受してましたけど、他所と比べると特別なものだったんですかね。
というか記事内容からするとXPERIAが特別というより、他がテスト結果に偽りありになっちゃってるような…。
爆発の次は浸水かよ。