大統領選にからむ膨大な個人情報の漏えいが発覚したFacebook。
ようやく騒ぎが沈静化してきたという感じですが、また新たな個人情報の漏洩疑惑が浮上しています。
New York Timesが伝えたもので、これによるとFacebookは過去10年間に渡ってアップルやサムスンといった60以上のOEMにユーザー承諾のない個人情報をアクセス可能にしていたとのこと。
Facebookは当初より60以上のOEMとアプリのプリインストール契約を結んでおり、これらの端末でユーザーがFacebookを使用するとOMEはユーザー自身の情報だけでなく、ユーザーのFacebook上での友達の家族や交際ステータス、宗教、政治理念、参加予定のイベントなどの情報にアクセスが可能になるとのこと。
The Times found: They can obtain data about a user’s Facebook friends, even those who have denied Facebook permission to share information with any third parties.
つまり、OS側の情報がFacebookと共有されるのではなく、その逆でFacebook上の情報がユーザーの知らない間にOEM側に提供されてしまう可能性がある、ということ。
また、自分自身がこれらの対象のOEM製スマホを使っていなくても、Facebookでつながっている誰かが対象OEM製の端末でFacebookアプリを使っていたら、自分の情報もそのOEM似つ筒抜け、という可能性があるわけです。
もちろん、実際にOEMがこれらの情報にアクセスを取得してなにかに利用していたというわけではないとは思いますが、アクセスが可能な状態になっている、あるいはなっていたことは事実の模様。
また、ユーザーの承諾なしにこれらの情報が共有されているというのはかなり問題。
ちなみにこれ、Facebookアプリがプリインストールされている機種はすべて対象だと思われ、当然ソニーのXperiaも同様。
おそらく似たような状況になっているアプリは他にもあるような気がしますが、Facebookほど大量かつ詳細な個人情報を扱うサードパーティーアプリというのは他に類を見ないと思います。
そういった意味で、やはり個人情報の取扱には他社以上に気を配ってもらいたいものです。
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