ソニーの最新モデル、Xperia XZ PremiumやサムスンのGalaxy S8/S8+、そしてシャープのAQUOS Rなどに搭載されているクアルコムの最新ハイエンドチップ、Snapdragon 835。
この「スナドラ835」と前チップとなるSnapdragon 821の性能比較がAntutuのウェブサイト上に掲載されていました。
以下はSnapdragon 835とSnapdragon 821のベンチマークスコアの平均値を比較したもの。
そしてこちらはCPUのスコア比較。
これは最高点ではなく、平均スコアを比較したものですが、ご覧のようにいずれもその差は約1割。
また、S820のスコアは13万点前後なのでこれと比較しても2割程度しかスコアは向上していません。
これは過去のSnapdragonの世代間のスコア差としてはかなり少ない方です。
一方、以下はGPUのスコア比較。
こちらはS821→S835で2割以上スコアがアップしており、Snapdragon 835がGPU性能の向上に焦点を当てていることが伺えます。
GPUの性能はグラフィック処理に高負荷がかかる動作に反映されるので、ゲームなどをする方はS820/S821→S835の恩恵をより大きく感じられると思われます。
また、ベンチマークには反映されませんが、S835はS821と比べてネットワーク速度の大幅向上や省エネ性能も大きく改善されていると言われています。
なので、全体的に見るとS835はどちらかというと数値上には表れない性能の向上にスポットを当てているという印象を受けますね。
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