台湾のASUSが大規模なタブレット事業の縮小をするようです。
DIGITIMESが伝えたもので、これによると同社は今後、2017年中旬までにタブレット部門の人員を1000人削減し、これらの人員をAR事業に異動するとのこと。
ASUS製タブレットと言えば、Nexusタブレットを2世代に渡って生産し、タブレット市場ではかなり存在感があります。
それでも2013年に1210万台だった同社のタブレットの出荷数は昨年は330万台まで減少したとのこと。
また、今後、同社は10000台湾ドル以上のミドル・ハイエンドのタブレットのみを展開していくとのことです。
これ、ソース記事ではさらっと書かれていますが、個人的には潜在的にかなりビッグニュースだと思います。
1万台湾ドルと言えば日本円で約3万8000円。
一方、日本で発売されているAsus Zenpadの主力は2万後半~3万円後半のもので、8割方は3万8000円以下のものです。
またZenPadの日本価格は台湾価格と比べて1割は高くなっているので、その分、台湾で1万台湾ドル以下に属する日本モデルの範囲はさらに広がります。
つまり、これが事実ならば現在日本で販売されているZenPadの大部分のモデルの後継機モデルは今後リリースされないということになります。
というか、国内で販売されている8インチクラスのAsus ZenPad 8シリーズなどはほぼ絶望的ですね・・・
うーん、次期モデルでスペックを大幅アップグレードをし、それに伴い価格もアップされれば話は違ってきますが、それはリーズナブルな価格のASUSタブレットに魅力を感じているユーザーのユーザー離れも意味します。
タブレット市場はただでさえ縮小傾向で手頃なモデルを探すのが困難になってきているので、ここでASUSが廉価タブレットから撤退、というのは結構痛いですね。
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