Nexus 6P/5Xの知られざる「開発裏話」が明かされる。ディスプレイはGalaxy Note5と同じ、 レンズの位置がズレているワケ、などなど。

201512141951

10月にリリースされた2015年版の新型tNexus、「Nexus 6P」と「Nexus 5X」。

先日、ニューヨークで開催された「Nexusオープンスタジオ」で、両機種の開発や仕様の詳細が色々と明らかになったようです。

同イベントに参加したRedditユーザーがまとめたもので、非常に興味深い内容になっています。

私も熟読したわけではありませんが、いくつかのおそらく一般には知られていないNexus 5X/6Pの上の「秘話」をまとめると:

・Nexus 5XおよびNexus 6Pの開発期間わずか7ヶ月

一般的にスマホの開発は2年がかりだそうですが、Nexus 5Xと6Pはわずか7ヶ月で開発されたとのこと。

・Nexus 6Pの製造工程は80ステップ

Nexus 6Pのアルミボディーは80もの製造工程を経ているとのこと。

・Nexus 6Pがモトローラ製にならなかったワケ

「誰かが土壇場で手を引いた」とのこと。

この「誰か」がGoogle側の人間なのかモトローラ側の人間なのかが気になるところですが、当初、Nexus 6PのOEMとしてモトローラが候補だったことは間違いなさそうです。

また、モトローラはデザイン・技術面でタイトなコントロールをし、これによりGoogleが意図する端末デザインができなかったことも理由の一つの模様です。

・Nexus 6の教訓:「くるくる回る」

Nexus開発チームがNexus 6からの教訓として学んだ点として、「大きすぎた」という点と、机の上などに置くと「クルクルと回ってしまう」という欠点だそうです。

前者はともかく、後者については特に不満の声も上がらなかったように思うのですが、意外な「失敗」があったのですね。

・6Pの「潜望鏡」はもっと狭い筈だった & レンズの位置がズレているワケ

201512141913

「潜望鏡みたい」と発売前には不評の声も多かった端末裏面上部のガラス部分。

海外では「バイザー」と呼ばれているこの部分はアルミボディーが電波やNFCの信号を遮断しないようにするために不可欠だったとのこと。

ただ、様々なテストの結果、当初よりもガラス部分を広くすることが必要になったようです。

また、6Pではカメラ・レンズの位置が上下の真ん中からちょっと上にズレています。(私は今まで気づきもしませんでしたが)

これは、この予定外に拡張された「バイザー」部分の名残だそうです。

・Nexus 6PのディスプレイはGalaxy Note 5とまったく同一のAMOLED

これ、個人的には一番驚きでした。

6Pの有機ディスプレイがサムスン製という情報は以前よりありましたが、まさかGalaxy Note 5とまったく同一のディスプレイを採用しているとは思いませんでした。

一方、詳しいことは私には理解できませんが、両者の間ではCPUレベルでの「ビニング」と呼ばれる解像度処理に違いがあるとのことです。

・指紋センサーの位置は前面、側面も検討された

5X、6Pの背面に搭載された指紋認証センサー、当初はiPhoneやGalaxyのような前面下部、あるいはXperiaのような側面も検討されたそうです。

ただ、前面は位置的に不自然で端末を落とすリスクが上がるという理由、そして、側面は薄さによる技術的な問題で採用されなかったとのこと。

・指紋認証センサーの精度は「ニワトリの脚」でテスト

201512141921

Googleは指紋センサーの速度や精度をテストするため、複数の「新しい指紋」の入手に苦心していたようです。

そんなある日、ネクサスの指紋認証センサーのプロダクト・マネジャーがランチの際にチキン・ドラムスティックと呼ばれるニワトリの足の部分を食べていた際、その「皮」の部分が人の指紋に似ていることに気付いたとのこと。

マネージャーはそのドラムスティックをラボに持ち込んで洗ってテストに使用したそうです。

どこがどう人間の指の指紋と似ているのかはまったく分かりませんが、結果的にNexus 5X/6Pの指紋センサーの評判が良いのは事実。面白い秘話です。

・ソニーはカメラセンサー供給に消極的だった

Nexus 5X、Nexus 6Pにソニー製カメラセンサーが採用されていることは以前より判明していました。

ただ、ソニーはNexus 6P/5Xの売上台数がセンサー開発への投資に見合うものかどうかという点で懐疑的で、当初はセンサー供給に消極的だったそうです。

そのため、Google側はソニーを説得するのにかなり苦心したとのこと。

まとめ:

この様々な「開発秘話」、失敗談も惜しげなく語っている点が興味深いですね。

もちろん、最終的に出来上がったプロダクトに自信があるからこそ「暴露」できるのでしょうが、こういった裏話をオープンにする姿勢はアップルにはないもの。

色んな意味で「オープンソース」なAndroidの楽しみとも言えるかもしれませんね。

コメント

  1. まろまし より:

    製品にかかる時間が短いのは、これから先未知の不具合もありえる?
    長く開発してても、不具合が出る場合もあるから一概には言えないか(笑)