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Mate 9のメモリ詐称は有罪確定の模様、UFS2.1搭載は全体の10%以下? 国内向けは皆無の可能性も。メモリ確認方法あり

      2017/05/04


ファーウェイのフラッグシップモデル、Huawei Mate 9で問題となっている搭載ROM(フラッシュメモリ)の偽装・偽称疑惑。

まず、これまでの経緯を簡単に説明すると:

1.4月中旬頃にMate 9の公式ページ上からROM(フラッシュメモリ)のUFS2.1表記削除(詳しくはこちら

2.UFS2.1以外の格下メモリを搭載しているのでは?との疑惑浮上

3.4月27日前後にROM欄のUFS2.1表記再掲載(こちらを参照

4. 表記再掲載とほぼ同時に、ユーザーに「すべてのMate 9はUFS2.1をサポート」していると報告

5.「サポート」とは「搭載」の意味?とのユーザー問い合わせに対しファーウェイは「お答えできません」(詳しくはこちら)←今ここ

もう、この「お答えできません」という不誠実な回答をする時点で限りなくクロに近いグレーであるとも言えますが、今回、このMate 9がUFS 2.1以外のメモリを搭載している証拠が複数でてきました。

国内外のユーザーがエミュレーターアプリを使って搭載ROMをチェックした所、例えば以下のような結果が表示:

201704302111

“THGBF7G9L4LBATR”という型番は東芝製のUFS 2.0フラッシュメモリのこと。これは東芝の製品カタログにも記載されているので間違いありません。

201704302018

また、以下はサムスン製の場合:

201704302115

XDAによるとこの”KLUCG4J1EB-B0B1”もUFS 2,0確定だそうで、日本版Mate 9では上記2つのメモリ型番が多いようです。

ちなみに、以下がXDA上に掲載されていたMate 9に搭載されているメモリの型番と各タイプの一覧:

Samsung UFS2.0:

KLUBG4G1CE-B0B1 MLC UFS2.0 32GB about 460MB/s (中国のみの可能性)
KLUCG4J1CB-B0B1 MLC UFS2.0 64GB about 460MB/s (中国のみの可能性)
KLUDG8J1CB-B0B1 MLC UFS2.0 128GB about 460MB/s (中国のみの可能性)

KLUCG4J1EB-B0B1 MLC UFS2.0 64GB about 850MB/s
KLUDG8J1EB-B0B1 MLC UFS2.0 128GB about 850MB/s
KLUEG8U1EM-B0B1 TLC UFS2.0 256GB about 850MB/s

Toshiba US2.0:

THGBF7G8K4LBATR MLC UFS2.0 32GB about 610MB/s
THGBF7G9L4LBATR MLC UFS2.0 64GB about 610MB/s
THGBF7T0L8LBATA MLC UFS2.0 128GB about 610MB/s

SK-Hynix UFS2.1:


H28U62301AMR MLC UFS2.1 32GB about 550MB/s (中国のみの可能性)
H28U74301AMR MLC UFS2.1 64GB about 550MB/s (中国のみの可能性)
H28U88301AMR MLC UFS2.1 128GB about 550MB/s (中国のみの可能性)

また、こちらのタイのサイトでの分解調査でも”KLUCG4J1EB”、つまりUFS2,0メモリを搭載していることが確認されています。

201704302249

物理的に刻印されている証拠なので、写真がフェイクでない限り、完全に動かない証拠ですね。

つまり、ここまでの時点でHuawei Mate 9にUFS 2.1ではなくUSF 2.0のフラッシュメモリを搭載した個体がある、ということは確定といって良いと思います。

一方、興味深いのはこのMate 9ではUFS 2.1は必ずしもUFS 2.0よりも速度が上というわけではないという点。

ちなみにこちらの説明ではUFS2.0とUSF2.1の主な違いはセキュリティー面で規格的にはUFS2.0も2.1も速度に違いはない模様。

ただ、UFS 2.1のメモリの方が「新しい」ことが多いため、速度も速い傾向がある、ということのようです。(あくまで素人の解釈です)

よって、単純に端末の処理性能という意味では必ずしもUFS2.1が「アタリ」というわけではないようですね。

しかし、今回の問題の論点はそこではありません。

また、上の一覧からだと、速度的に「大ハズレ」があるのは中国版のみのようですが、逆にUFS2.1の「アタリ」があるのも中国版だけの模様。

さらにこの投稿者によるとUFS 2.1を実際に搭載したMate 9は全体の10%以下とのこと。

確かに国内では私の知っている報告例は今のところ10件前後ですが、まだUFS 2.1搭載の報告は見かけていません。

よって、もしかしてもしかすると国内向けMate 9にUFS 2.1を搭載する個体は皆無、という可能性さえあります。

うーん、まさかとは思いましたが、この感じだとファーウェイは「サポートしているとは言ったけど搭載しているとはいってないよ」屁理屈で逃げ切る方向性のようですね。

しかもUFS 2.1を搭載している機種がほんのごく一部というのは事実だとしたらとんでもない話。

それでもまだ「何かの誤解、勘違いでは?」という思いが捨てきれない私ですが、ファーウェイさん、今回の記事内容に誤りがあるようであれば喜んで記事の訂正、もしくは削除をさせていただきます。

どうかユーザーの納得できる形でこの件についての説明をお願いしますよ・・・

ちなみに最後に上記のエミュレーターアプリでROMを調べる方法を記載しておきます。

Mate 9のメモリ(ROM)の種類を調べる方法:

1.Android Terminal EmulatorをPlay Storeからダウンロード&インストール

2.”cat /proc/scsi/scsi”と入力(”cat”と”/”の間にスペースを入れるのを忘れずに)

関連記事:Mate 9のメモリ詐称問題、タイではとうとう消費者庁が動いた模様。補償と記述の改善指導か

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