サムスンCPU搭載iPhone 6sがバッテリーを喰う理由、小ささゆえの「発熱」が原因の模様

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数日前から世間を騒がしている、搭載チップの違いによるiPhone 6sのバッテリー持ちの差。

これに対してアップルは「通常の使用方法ならばチップによるバッテリー消費に大きな違いはでない。大きな違いは異常な負荷のかかるプロセスを断続的に行うという非現実的な環境でしか起きない」、という趣旨の反論をしました。

では、どうして「通常使用」ではほとんど差がでないのに、アップルの言う「非現実的な継続的な高負荷駆動」では大きな違いが出るの?と不思議に思った方も多いのではないでしょうか。

私もその一人なのですが、この件について、ANANDTECHが分析と仮説を立てていました。

結構長い記事なので、割愛して要点だけをまとめると:

サムスン製チップはTSMCよりもチップサイズが小さい

発熱が一箇所に集中しやすい

高負荷だとチップの平均温度がTSMCより高くなる
(低負荷使用だと差がでない)

発熱により電力効率が悪化

余計なバッテリーを消費

ということですね。

ここでのポイントは、発熱自体がバッテリードレインを引き起こしている、という点。

一般的に発熱はCPUへの高負荷やそれに伴うバッテリー消費のバイプロダクト的なものという認識でしたが、ここではそうではなく、熱は高負荷・高電力消費の「結果」というだけでなく、さらなる高負荷、つまりバッテリードレインの「原因」でもある、とうことですね。

つまり、サムスンチップで負荷をかける処理を断続的に行うと、一種の悪循環に陥るということだと思います。

ただ、同サイトも最後に述べているように、これはあくまで一つのセオリーであって、現時点ではっきりとした発熱との関係性は断言できないようです。

ただ、少なくとも1つの仮説として筋は通っており、アップルの声明とも矛盾しません。

そういった意味で、とりあえずは幾分すっきりしたような気もします。