Androidアプリのバックグラウンド通信、63%がユーザーに無意味な「パケット泥棒」

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スマートフォンを使う上で多くのユーザーが気にするデータ通信量。

毎月、月末になると速度制限でアプリのアップデートすらできない!という悲痛な声も頻繁にみかけます。

もちろん、パケット上限に達するのは頻繁に動画を観たり、大きなファイルを日常的にダウンロードする一部ユーザーだけだとは思います。

ただ、米マサチューセッツ工科大学の最近の研究で、アプリによる「不必要」なバックグラウンド通信が全体の通信量に大きな影響を与える可能性がでてきました。

かなり専門的なリサーチ内容なので、仮に英語ペラペラでも私には到底理解できない自信がありますが、趣旨を大雑把にまとめると:

・Google Playストアで提供されている人気トップ500の「無料」アプリのバックグラウンド通信状況を調査
(例: Facebook、Twitterなど)

・これらアプリのバックグラウンド通信の内、63%の通信がユーザーにとって「無意味」な通信

・これらの「無意味」な通信を遮断しても、ユーザーが気づく不具合やユーザービリティーへの影響は殆ど見られなかった。

スリープ中のバックグラウンド通信が全体の通信量のどれくらいを占めるか、という点にもよりますが、それでも63%というのはすごい数字ですね。

スリープ中に新着メッセージをチェック、といったユーザーがアプリに期待するバックグラウンド通信ではんく、それ以外の不必要な通信が全体の6割以上を占める、というのはちょっと異常なような気がします。

また、通信を行う、ということは当然CPUチップまわりも動作しているわけで、単に通信パケット量が増えるというだけでなく、バッテリー消費にも大きく影響を与えると思われます。

ちなみに、冒頭の表をみると、よく異常電池消費や、「予期せぬエラーで・・・」系のエラーメッセージがでるcom.google.androidはこれらのアプリの76%で使用されていると出ています。

つまり、OSの問題と思ってしまいがちなこの「com.google.android」周りのエラーも実はサードパーティーアプリが原因ということも多々ある、ということだと思います。

なお、Android 6.0 Marshmallowではアプリごとの権限管理がかなり詳細にできるようになったと聞きますが、この辺のバックグラウンド通信の「内容」まで設定ができるようになっているのでしょうか。