クアルコムの2020年ハイエンドモデル向けの最新チップ、Snapdragon 865 (SD865)。
SD865搭載モデルとしては国内でもすでに少なくとも以下のモデルのリリースがほぼ確実:
Xperia 1 II (ドコモ)
arrow 5G (ドコモ)
AQUOS R5G (ドコモ、au)
Galaxy S20/S20+ (ドコモ、au)
LG V60 ThinQ 5G (ドコモ、ソフトバンク)
Oppo Find X2 (SIMフリー)
ASUS Zenfone 7 (SIMフリー)
一方、海外でもこの中ですでにリリース済みとなっているのはまだGalaxy S20シリーズだけです。
そんな中、このGalaxy S20シリーズ(S20、S20+、S20 Ultra)とSD855搭載のGalaxy S10 5GおよびGalaxy Note 10+のバッテリー持ち比較動画がYoutube上に掲載されていました。
Galaxy S20シリーズ(SD865)vs Galaxy S10 5G/Note 10+(SD855)電池持ち比較
まずは2時間20分ほど動画再生を行った後のバッテリー残量↓
Galaxy S20+の減り方が目立ちますが、理由は不明。
次に1時間強ゲームをプレイ↓
Galaxy S20+の残量が一番少ないのは同じですが、差は縮まっています。
さらに1時間ゲーム続行↓
ここで最下位はGalaxy S10 5Gに。
また、Galaxy S20 Ultraの残量が他を引き離し始めます。
約30分の動画撮影後↓
さらに30分動画撮影↓
Antutuベンチ―マークテスト後↓
SD865勢とSD855勢のバッテリー残量差がでてきています。
フロントカメラでの動画撮影後↓
その後、Youtube動画再生などを行い、最終的にバッテリー残量がゼロになるまでの時間は:
バッテリー容量 | 画面サイズ | |
Galaxy S10 5G | 4500mAh | 6.7インチ |
Galaxy Note10+ | 4300mAh | 6.8インチ |
Galaxy S20 | 4000mAh | 6.2インチ |
Galaxy S20+ | 4500mAh | 6.7インチ |
Galaxy S20 Ultra | 5000mAh | 6.9インチ |
Galaxy S10 5GとGalaxy S20+はディスプレイサイズもバッテリー容量も同じですが、バッテリー持ちには1時間の差がでており、これは結構有意な違いと言えると思います。
Snapdragon 865は通信モデムチップ(X55)がチップ本体と独立しているため(SD855は統合)、5Gだけでなく、4GやWiFiでも通信時の電力消費が高いと言われています。
おそらくこれは5G通信によるバッテリー消費などは反映されていないものですが、少なくとも今回の結果から5G通信時以外のバッテリー持ちがSD855よりも劇的が大きく悪化するという心配はなさそうです。
コメント